海外旅行で活用したいのがクレジットカード。
- 現地通貨に換金して現金を持っていくよりクレカ払いがお得
- 支払いがスムーズ
- 不正利用されても補償されることが多い
- 海外旅行保険がつくクレジットカードもある
とメリットだらけです。お得&便利に海外旅行するために上手に使いこなしましょう!
本記事には、25ヵ国旅行した筆者が本当におすすめするクレジットカードをまとめました。結論からいうと、
- 海外利用手数料をとにかく安くしたい&海外でスムーズに利用したい人 = WISEのデビットカード
- 海外旅行保険で得したい&海外利用手数料を安くしたい人 = エポスカード
- ポイント還元率も重視&海外利用手数料を安くしたい人 = 楽天カード
がおすすめです。旅行先では手数料最安のWISEデビットカードを使って、海外旅行保険&バックアップとしてエポスカードと楽天カードを持っておくと◎
しっかり準備して、お得に海外旅行を楽しみましょう!
さっそくおすすめのクレジットカードを知りたい方は以下をクリック。
※この記事ではエポスカードの海外旅行保険を自動付帯と紹介していますが、2023年10月1日から利用付帯に変更になりました。
海外旅行用のクレジットカードを選ぶポイント
まず、海外旅行にはどんなクレジットカードを選ぶべきかを解説します。
- クレジットカードの国際ブランド
- 海外利用手数料
- 海外旅行保険
の3つのポイントを説明していきますね。
①国際ブランドから選ぶ
クレジットカードには、VisaやMastercardなど色々な国際ブランドがあります。世界的にみると、それぞれの国際ブランドのシェアは以下の通り。
国際ブランド | シェア |
---|---|
Visa | 58% |
MasterCard | 26% |
中国銀聯 | 10% |
アメックス | 3% |
JCB | 1% |
ダイナースクラブ | 1% |
VisaとMasterCardが約8割を占めています。どちらも対応できるよう、最低でも1枚ずつ用意しておくと◎
②海外利用時の手数料で選ぶ
海外でクレジットカードを使うときに注意しておきたいのが手数料。
海外利用時の手数料は、「基準レート」と「カード会社が設定した海外事務手数料」から計算できます。
無駄な手数料を支払わなくて済むように、できるだけ海外事務手数料が低く設定されているカードを使いたいですね。
各クレジットカードの海外事務手数料は以下の通り。
Visa | MasterCard | JCB | American Express | 銀聯 | |
---|---|---|---|---|---|
楽天カード | 1.63% | 1.63% | 1.60% | 2.00% | – |
エポスカード | 1.63% | – | – | – | – |
三井住友カード | 2.20% | 2.20% | – | – | 2.50% |
イオンカード | 1.60% | 1.60% | 1.60% | – | – |
三菱UFJカード | 2.20% | 2.20% | 2.04% | – | – |
dカード | 2.20% | 2.20% | – | – | – |
セゾンカード | 2.20% | 2.20% | 2.15% | 2.00% | – |
オリコカード | 2.20% | 2.20% | 1.60% | – | – |
PayPayカード | 2.20% | 2.20% | 1.60% | – | – |
日本のクレジットカードは、海外事務手数料が1.6~2.5%に設定されていることが多いです。
また、WISEのデビットカードの手数料は、2023年1月時点では
- ユーロ 0.68%
- アメリカドル 0.71%
- イギリスポンド 0.68%
- 人民元 1.27%
でした。日本のクレジットカードに比べると圧倒的に安いですね!WISEはクレジットカードとは異なり、お金が国を超えないシステムになっているので、手数料が安い&通貨ごとに手数料が設定されているのです。
この手数料の差は、例えば為替レートが140円/ユーロで1,000ユーロの買い物をしたとき、
- 海外利用手数料0.68%(WISEのデビットカード)…手数料952円
- 海外利用手数料1.63%(楽天カード、エポスカードなど)…手数料2,282円
- 海外利用手数料2.20%(三井住友カードなど)…手数料3,080円
1,000ユーロの買い物で手数料が約2,000円の差になります。
海外旅行中に使うクレジットカードは、手数料が安く設定されているカードを選びましょう。
③海外旅行保険で選ぶ
海外旅行に持っていくクレジットカードでチェックしておきたいのが海外旅行保険!
- 海外旅行保険がついているクレジットカードか
- 自動付帯か条件つき付帯か
- 補償の内容&期間
をチェックしておきましょう。
補償の内容は、以下のポイントを抑えておくと◎
- 疾病治療費用…病気で治療・入院・薬代がかかったときの費用。
- 傷害治療費用…ケガで治療を受けたときの費用。
- 携帯品損害…物を壊したときの費用。
また、クレジットカードに付帯する海外旅行保険や保険会社の海外旅行保険は、補償額を合算することができます!
クレジットカードの海外旅行保険を活用して、足りない部分を保険会社の保険でカバーするのがおすすめです。
海外旅行におすすめのクレジットカード3選
上で述べた内容をまとめると、海外旅行に持っていくのにおすすめのクレジットカードは以下の通り。
- Visa、MasterCardがおすすめ。
- 海外事務手数料が安いカード。
- 海外旅行保険がついていると安心。
この条件でおすすめなのは次の3つ!
WISEデビットカード | エポスカード | 楽天カード | |
---|---|---|---|
カード | ![]() | ![]() | |
年会費 | 無料 ※初回発行手数料1,200円 | 無料 | 無料 |
ポイント 還元率 | 0% | 0.5% | 1% |
海外利用 手数料 | 0.68%~ | 1.63% | 1.63% |
国際 ブランド | Mastercard | Visa | Visa Mastercard JCB American Express |
海外旅行 保険 | なし | あり(自動付帯) | あり(条件つき) |
特徴 | ・海外利用手数料が最安! ・海外利用ではじかれない | ・海外旅行保険が自動付帯 | ・ポイント還元率が高い |
公式サイト | WISEデビットカード | エポスカード ![]() | 楽天カード |
1位:WISEのデビットカード
一番お得なのがWISEのデビットカード!海外利用手数料が他のクレジットカードと比較して格段に安いです。
名称 | WISEデビットカード |
年会費 | 無料 ※初回発行手数料1,200円 |
ポイント還元率 | 0% |
海外利用手数料 | 0.68%~ |
国際ブランド | Mastercard |
海外旅行保険 | なし |
- 海外利用手数料が一番安い!
- 海外利用でも問題なく使える。
- 月2回・3万円以下ならATMから現地通貨を無料で引き出せる。赴任先から別の国に出張したり旅行したときに便利!
クレジットカードの選び方でも解説した通り、海外利用手数料が一番安いです!1,000ユーロ(14万円くらい)を使うだけでも手数料が2,000円違ってくるので、旅行中に使うカードは手数料が安いWISEデビットカードおすすめ。
日本のクレジットカードは、海外で使うと不正検知システムに引っかかって支払いできないことがあります。が、WISEのデビットカードは日本発ではないので、海外でもスムーズに使えるのもメリット。
実際に私は海外に住んでいるとき、オンライン決済で楽天カード・エポスカード・三井住友カードが全てはじかれてしまい、支払いできなくて青ざめたことがあります…。そのときにWISEのデビットカードで問題なく支払いできました。
海外に行くなら、WISEデビットカードを持っておくとお得で安心です。
2位:エポスカード
名称 | エポスカード ![]() |
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
海外利用手数料 | 1.63% |
国際ブランド | Visa |
海外旅行保険 | あり(自動付帯) |
- 海外旅行保険が自動付帯!
- 海外で紛失・盗難にあっても24時間対応の電話窓口が各国にあって安心。不正利用も全額補償してくれる。
- 日本のクレジットカードの中では、海外利用手数料が1.63%と安い。
- 日本のクレジットカードの中では、不正検知システムにはじかれにくく海外で使いやすい。
エポスカードは海外利用に強く、海外旅行好きに人気のカードです。
特徴的なのが、持っているだけで海外旅行保険の補償を受けられる自動付帯システム。全くエポスカードを使っていなくても補償してもらえるんです!
海外旅行保険の補償内容は以下の通り。
傷害死亡・後遺障害:最高500万円
傷害治療費用:200万円
疾病治療費用:270万円
賠償責任:2,000万円
救援者費用 :100万円
携行品損害(免責3,000円):20万円
物をなくしたり壊したときも補償してもらえるのが嬉しいですね。自分で壊してしまった物でも修理代をもらえます。
自分で落として壊してしまったiPhoneでも、修理代8万円を負担してもらえたという口コミもありました↓
コスト0で海外旅行保険がついてくる嬉しいカードです!海外に行くなら持っておいて損はありません。
3位:楽天カード
名称 | 楽天カード |
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 1% |
海外利用手数料 | 1.63% |
国際ブランド | Visa Mastercard JCB American Express |
海外旅行保険 | あり |
- 日本のクレジットカードの中では、海外利用手数料が1.63%と安い。
- ポイント還元率が1%と高い。
楽天カードはポイント還元率が1%と高いのが特徴。
海外利用手数料が1.63%かかっても1%はポイントで還ってくるので、実質手数料は0.63%でWISEデビットカードとほぼ同じになります。
楽天カードの海外旅行保険は、
- 募集型企画旅行(旅行ツアーなど)の料金を楽天で支払っていること
が条件になるので気をつけて下さい。
海外旅行前にやるべき準備
海外から利用することをカード会社に伝えておく
海外からクレジットカードを利用すると、不正利用検知システムが作動して支払いできないことがあります。
不正利用検知システムにはじかれないよう、カード会社に電話していつからいつまで海外で利用すると伝えておきましょう。
海外旅行中だけ、海外での利用制限をゆるめてくれます。
利用可能額を把握しておく
赴任先に持っていくクレジットカードの利用額を把握しておきましょう。長期間の旅行や贅沢旅行だと、意外とたくさんお金を使ってしまいます。ショッピング利用可能額を事前に把握しておくと◎
また、キャッシング機能を使って現地で現金を用意したい人は、キャッシング利用可能額とキャッシング金利も確認しておくことをおすすめします。
海外旅行先でクレジットカードを使うコツ
支払は現地通貨が吉
海外でクレジットカードを使うと「支払いは円?それともユーロ?」と聞かれることがあります。このときは必ずユーロ(現地通貨)で支払うようにしてください。
現地通貨を選択した場合は、カードが定める基準レートを使って支払額が計算されます。正式に定められたレートで、透明性が高いです。
一方、円での支払いを選択すると、お店が設定した為替レートで換算されます。不透明で割高になる可能性があるのです。
三井住友カードのサイトにも以下の記載があります。
日本円を指定した場合、その場で支払金額を確定できるメリットがありますが、お店が決定した為替レートで日本円に換算されることから、弊社で日本円に換算する場合に比べて割高になる可能性がありますのでご注意ください。
出典元:三井住友カード 海外でのご利用にあたって
支払い通貨を選択できるときは、現地通貨を選ぶようにしましょう。
スキミング対策をしよう
海外では日本国内よりもスキミング被害が多いです。
クレジットカードなどの磁気情報を盗み取ること。カード情報を読み取られると、カード自体を盗まれなくても不正利用の被害に遭う可能性がある。
非接触型のクレジットカードは、カードに触れなくても情報を抜き取られてしまいます。電波を遮断してスキミングを防止するケースなどで対策するようにしましょう。

ちなみに私は、海外旅行中はスキミング防止機能のついたセキュリティーポーチを使っています。スキミング防止の他にもメリットが多いのでおすすめのアイテムです。
- 服の下に隠せるのでスリ対策になる
- スキミング防止機能がついている
- クレジットカードや現金をサッと取り出せて便利
有名な観光地は、観光客を狙ったスリが多いです。必ず対策するようにしてくださいね。

海外旅行用のクレジットカードに関するFAQ
海外旅行に持っていくクレジットカードに関する疑問を、Q&A形式でまとめました。
- Q海外利用手数料が一番安いクレジットカードは?
- A
海外利用手数料が一番安いのはWISEのデビットカード。日本のクレジットカードなら、エポスカードや楽天カードが安いです。
- Q海外旅行保険でクレジットカードを選ぶなら?
- A
海外旅行保険でクレジットカードを選ぶなら、エポスカードがおすすめです。年会費無料で、保険が自動付帯です。
まとめ
以上、海外旅行に持っていくクレジットカードを選ぶコツやおすすめを紹介しました。
- クレジットカードの選び方:国際ブランドはVisaとMasterCard、海外利用手数料が安いものを、海外旅行保険の有無
- おすすめのクレジットカード3選:1位 WISEのデビットカード、2位 エポスカード、3位 楽天カード
- 旅行前にやるべき準備:海外利用することをカード会社に連絡、利用可能額をチェック
- 海外でカードを使うコツ:支払いは現地通貨で、スキミング防止
しっかり準備して、海外旅行をお得に楽しんでくださいね!
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