個人手配で4泊5日のスイスを旅行しました。スイスは鉄道がきっちり整備されていて、アプリやサイトも使いやすく個人手配しやすいと感じます。
しかし、見どころが多すぎる&観光都市がスイス内に点在していることから、観光ルートを組むときにとても悩みました。
本記事では、実際に私がスイスを旅行した経験を踏まえて作った4泊5日のモデルプランを紹介します。
- スイスの大自然…マッターホルン&ユングフラウ地方のアルプスの山
- スイスの自然を車窓から…氷河特急&ゴルナーグラート鉄道
- スイスの街並み観光…ベルン&チューリッヒ
これらを全部詰め込んだ観光プランになっています!ハイキングやアクティビティも体験して、スイスの魅力を存分に味わうことができるプランです。
少ない日数でもスイスを満喫したい!という方はぜひ参考にしてください。
▼スイス旅行ならこちらの記事も要チェック!

スイス4泊5日のモデルコース
私がおすすめするモデルコースはこちら。日本から飛行機で来る場合はチューリッヒ空港を利用することが多いので、チューリッヒを出発して時計回りにぐるっとスイスを回るプランを組みました。
- 1日目…チューリッヒ空港に到着、クール→ツェルマット間の氷河特急を楽しむ
- 2日目…マッターホルン観光
- 3日目…グリンデルワルト&ユングフラウ地方の観光
- 4日目…グリンデルワルト&ユングフラウ地方でアクティビティを楽しむ
- 5日目…ベルン&チューリッヒ観光、チューリッヒ空港から帰国
スイスの魅力をたっぷり詰め込んだ弾丸プランです!
ただし、天気が悪いとマッターホルンやユングフラウ地方といった山の観光ができません。もっと日数を取れる方は、天気のための予備日を設けられると◎
1日目:チューリッヒ→ツェルマット移動&氷河特急を楽しむ
1日目は氷河特急をメインに楽しみつつ、チューリッヒからツェルマットまで移動しましょう。
- チューリッヒ空港に到着
- 10:00-11:30チューリッヒ→クールまで電車移動(1時間半)
- 12:00-18:00クール→ツェルマットまで氷河特急(6時間)
アルプスを横断する氷河特急!アルプスの山々や森、牧草地、山間の急流や渓谷といった絶景を車窓から眺めることができます。特急といっても平均時速は36km/hで、世界一遅い特急と呼ばれているのだとか。ゆっくりと景色を楽しみましょう!
公式サイト:1等・2等席予約
公式サイト:エクセレンスクラス予約
氷河特急の時刻表 - ツェルマットのホテルに宿泊
引用元:Hotel Parnass
ツェルマットの宿はマッターホルンビューのホテルがおすすめ!マッターホルンの日の出を部屋から見られます。 - 日没後マッターホルンとツェルマットの街の夜景観賞
マッターホルンとツェルマットの街の夜景も美しいです。日の入りの時間を狙って、展望台に行ってみましょう。
展望台の場所をグーグルマップでみる
2日目:ツェルマットでマッターホルン観光
2日目はマッターホルンの観光です。
マッターホルンの展望台の中で一番有名なゴルナーグラート展望台へ。そのあとは、逆さマッターホルンが美しいリッフェル湖のハイキングをします。
午後からは湖を巡る長いハイキング。4つの湖を巡るハイキングコースは体力を使うので、1つの湖を巡るハイキングコースでも◎
- 日の出マッターホルンの朝焼け鑑賞
朝焼けを受けて赤に色づいたマッターホルンを見ましょう!マッターホルンビューのホテルなら部屋から見られます。ホテルから見えなければ、日本人橋から見るのが王道スポットです。
日本人橋の場所をグーグルマップでみる - 8:00-8:30ゴルナーグラート鉄道で展望台へ(30分)
ツェルマットの街からゴルナーグラート鉄道に乗って、ゴルナーグラート展望台へ向かいます。車窓からの景色も絶景で見どころポイントです! - 8:30-9:30ゴルナーグラート展望台
マッターホルン観光で一番人気のゴルナーグラート展望台!マッターホルンの他に、美しい氷河も見られて満足度が高いです。
マッターホルンの展望台についての記事を読む - 9:30-9:40ゴルナーグラート展望台→ローテンボーデンまで電車移動(10分)
- 9:40-10:40リッフェル湖ハイキング(1時間)
ゴルナーグラーローテンボーデンからリッフェルベルクまでハイキングしましょう。湖に映った逆さマッターホルンが美しいです!
マッターホルンのハイキングコースの記事を読む - リッフェルベルク→ブラウヘルトまで移動(1時間)
- 11:40-14:404つの湖を巡るハイキング(昼食込み3時間)
ブラウヘルトからスネガに向かって、4つの湖を巡るハイキングをしましょう。ややアップダウンがあるコースで距離も長いので、しっかりとハイキングの装備をしていきましょう。
マッターホルンのハイキングコースの記事を読む - フルーアルプで昼食
ハイキングコースの序盤に、レストラン「フルーアルプ」に立ち寄ることができます。マッターホルンを見ながら昼食をとりましょう。スイスの郷土料理「レシュティ」がおいしくておすすめ! - スネガ展望台
ハイキングはスネガ展望台がゴールになります。マッターホルンの稜線がくっきり見えるので、美しい角度からの景色を楽しみましょう。 - 14:55-15:00スネガ展望台→ツェルマットまで移動(5分)
- ツェルマット→インターラーケンまで電車移動(2時間30分)
3日目:ユングフラウヨッホ&ハイキングの王道コース
3日目はユングフラウヨッホの観光がメインです。ユングフラウヨッホに行くまでの往路と復路では、1時間ずつハイキングも組み込んであります。
アルプスの名峰や氷河、牧歌的なスイスの風景を存分に楽しみましょう!
- 8:00-9:00インターラーケン→メンリッヒェンまで移動(1時間)
- 9:00-10:00メンリッヒェン→クライネ・シャイデックまでハイキング(1時間)
アイガー、メンヒ、ユングフラウの山々に向かって1時間歩くハイキングです。目の前に絶景がずーっと広がっていて最高!平坦な道で歩きやすいです。道中には湖や牛も。
ユングフラウのハイキングコースの記事を読む - 10:00-10:45クライネ・シャディック→ユングフラウヨッホまで電車移動(45分)
- 11:00-14:00ユングフラウヨッホ観光(昼食込み3時間)
世界遺産のアレッチ氷河を間近で見られるユングフラウヨッホ。観光用に整備されていて、マップに沿って進むと2時間くらいで観光して回ることができます。氷河ハイキングをするなら+2時間で合計4時間かかると思っておきましょう。氷河ハイキングには登山靴やアイゼンなどの装備が必須です!
ユングフラウヨッホの観光ガイドを読む - 14:00-14:30ユングフラウヨッホ→アイガーグレッシャーまで電車移動(30分)
- 14:30-15:30アイガーグレッシャー→クライネシャイデックまでハイキング(1時間)
ユングフラウの氷河や美しいエメラルドグリーンの湖、牛、高山植物、電車が見られる盛りだくさんのハイキングコースです。
ユングフラウのハイキングコースの記事を読む - 15:30-16:30クライネ・シャディック→インターラーケンまで電車移動(1時間)
- インターラーケンのホテルに宿泊
4日目:アクティビティ&ハイキングで山を体感!
4日目はアクティビティがメインです。ジップラインやパラグライダーを楽しみましょう。一生の思い出になりますよ。
- 8:00-9:00インターラーケン→フィルストまで移動(1時間)
- 9:00-11:00フィルスト↔バッハアルプゼーのハイキング(2時間)
バッハアルプゼーという湖まで歩く人気のハイキングコースです。フィルストを出発してすぐのところには、崖のすぐそばを歩く「クリフウォーク」があります。バッハアルプゼー湖には山が映り込んで美しいです!牛や高山植物もあってアルプスの雰囲気を味わえます。
ユングフラウのハイキングコースの記事を読む - 11:00-12:00フィルストでアクティビティ
フィルストはアクティビティが充実しています!ジップライン、ゴーカート、トロッティバイクなどを楽しみましょう。牧歌的な雰囲気の中を爆速で駆け下りていくのは気持ちいいですよ!
ジップラインは待ち時間が長くなりやすいので、やるなら朝一で行くことをおすすめします。
フィルストのアクティビティを見る - フィルスト→ラウターブルンネンかインターラーケンに移動
- パラグライダー(2時間)
値段は高いですが、スイスの絶景を上から見られるパラグライダーはとってもおすすめ!スイスの山や湖、滝、街並みを空中から眺めましょう。私自身スイスでパラグライダーをしましたが、スイス旅行の中で一番印象的な体験になりました。
スイスの人気パラグライダーを見る
スイスのパラグライダー体験記を読む - インターラーケン→ベルンまで移動(1時間)
5日目:ベルンとチューリッヒで街観光
5日目はスイスの街の観光です。中世ヨーロッパの面影が残る街で、スイスの国旗やトラムが走る風景がわくわくします。
- ベルン観光
中世ヨーロッパの街並みが残っているベルン旧市街。世界遺産に登録されています。時計塔ツィットグロッゲやアインシュタインの家などの観光スポットがあります。 - ベルン→チューリッヒに電車移動(1時間)
- チューリッヒ観光
チューリッヒはスイス最大の都市です。空港から帰るときに通るので、サクッと観光しておきましょう。 - チューリッヒ空港から帰国
スイスを個人手配で旅行するときの注意点
スイス鉄道の割引パスを利用すること
スイス鉄道は運賃がかなり高額に設定されています。スイスを旅行するなら、ハーフフェアカードもしくはスイストラベルパスといった鉄道の割引パスの利用が必須です。
私が4泊5日のスイス旅行をしたルートでは、交通費は以下のようになりました。
- 割引パスなし…11万円
- ハーフフェアカード利用…7万円
- スイストラベルパス利用…8万5千円
割引パスの選び方・使い方は以下の記事で解説しているので参考にしてください。

ちなみに本記事で紹介したモデルコースの通りに観光するなら、スイストラベルパスではなくハーフフェアカードの方がお得になります。
個人手配が不安ならツアーの利用も
海外旅行の経験が少なく、すべて個人手配するのは難しそう…と感じる人もいると思います。あまり慣れていなくて不安だと、当日思いっきり楽しめないことも。
海外旅行に慣れるまではツアーの利用がおすすめです。ツアーは高い印象がありますが、ツアー会社独自のルートでホテル等を確保しているので意外と安い!なんてことも。
- できるだけ旅費を安く抑えたい
- いろんな旅行プランを比較したい
- 自分で旅行ルートは組みたいけど、ホテルやチケットなどを全部個人手配するのは面倒
- 個人手配はいまいちよく分からない
といった方は、タウンライフ旅さがしを利用してみましょう。
希望の旅行スタイルや行き先の国、日数、予算を伝えると、一括で最大5つの旅行会社に見積を取ることができます。見積もりは無料なので、どんなプランが提案してもらえるのかチェックしてみてくださいね。
個人手配に挑戦してみたい!という人でも、一部現地ツアーを利用するのはアリです。私も基本的に個人手配で旅行しますが、現地ツアーは
- プロがつくった旅行プランなので観光の密度が高い!
- バスや電車でアクセスしにくい場所に行ける。
- 個人では気づかなかった穴場スポットに案内してくれることも。
- 大人数参加型のツアーなら、個人手配より安くなることも。
というメリットがあるので、いいツアーがあれば積極的に利用しています。参加者同士で仲良くなることもありますし、全体的に旅行の満足度が高くなる感じがするんですよね。
旅行前に一度、いいツアーがないかチェックしてみるのがおすすめです。
スイス旅行に関するFAQ
スイス旅行の疑問点をまとめました。
- Qスイス旅行の費用はいくら?
- A
私が4泊5日のスイス旅行をしたときは16万5千円でした(飛行機代除く)。
日本からの飛行機代込みなら30万円くらいになると思います。
予算の目安は以下の通り。
・飛行機代:日本→スイス(チューリッヒ)は片道7万円くらい
・ホテル代:ゲストハウスなら6,000円~7,000円、シングル個室なら10,000円~、ダブルなら15,000円~
・飲食代:高すぎない普通のレストランは一食あたり4,000円~7,000円
・交通費:5日間の旅行で70,000円くらい
- Qスイス旅行の服装は?
- A
スイス旅行は、温度調節ができるように重ね着をしましょう。ハイキングをして暑くなったり、雪山にある展望台に登って寒くなったりするからです。
真夏でもユングフラウヨッホなどの雪山では0℃近くになります。ダウンやマフラーで防寒しましょう。
一方、ハイキングをすると暑くなります。半袖にもなれる装備が好ましいです。
- Qスイス旅行のベストシーズンは?
- A
スイスのベストシーズンは6月~8月です。天気・気温がよく、ハイキングなどでスイスの大自然を楽しめます。
一方、12月~3月は雪で覆われます。ウィンタースポーツが好きな方はスイスの冬もおすすめです。
まとめ
以上、個人手配で行くスイス4泊5日の旅行プランを紹介しました。
スイスは治安が良く、交通系のシステムも整備されているので個人旅行しやすいです。ぜひ自分好みの旅行プランを立てて楽しんでくださいね!
個人旅行される方は、スイス旅行にかかる費用をまとめた以下の記事も参考にしてください。

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