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【アムステルダム国立美術館】行く前に知っておきたい情報まとめ

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アムステルダム国立美術館 海外旅行

オランダに行ったなら必ず行きたいアムステルダム国立美術館。

レンブラントの「夜警」、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」をはじめとする世界的名画が展示されています。

本記事には、アムステルダム国立美術館に行く前にチェックしておきたい情報をまとめました。これから行く予定の方は参考にして下さい。

アムステルダム国立美術館の基本情報

概要

アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)は、オランダの首都アムステルダムにある美術館。

オランダの有名な画家であるレンブラント、フェルメールの名画が展示されています。絵画の他にも、「名誉の間」や美しすぎる図書館「カイパース図書館」といった内装も楽しむことができる美術館です。

美術館内は、写真撮影はフラッシュ無しであればOKです。

なお、名前の似ているアムステルダム市立美術館と間違えないよう気を付けてください。名前が似ている上に、場所も徒歩圏内と近く紛らわしいです。

アムステルダム国立美術館
→オランダ語でRijksmuseum。オランダ黄金時代の絵画や名作を展示。
アムステルダム市立美術館
→オランダ語でStedelijk Museum。現代アートを展示。

場所とアクセス

アムステルダム国立美術館へは、アムステルダム中央駅からメトロもしくはトラムやバスを使って、約20分でアクセスできます。

Google Mapでアムステルダム国立美術館を行き先に設定してルート検索しましょう。メトロ、トラム、バスどれを使ったルートも表示されると思います。

表示されるアイコンの意味は以下の通り

OV-chipkaartというオランダの交通系ICカードを持っていれば、いずれも簡単に利用することができます。日本のバスのようにややこしくないので安心してください。

メトロ…入場時と退場時に改札口のICカードリーダーにICカードをタッチ。(日本と同じ)
トラム・バス…乗車時と降車時に、乗車後のドア付近にあるICカードリーダーにICカードをタッチ。

ICカードのタッチを忘れると罰金が取られるので、乗車時も降車時も忘れないよう気を付けて下さい。

google mapに乗車駅と降車駅の名前が表示される他、現在地が表示されるので乗り過ごす心配がありません。不安であればgoogle mapで現在地を確認しながら乗りましょう。

所要時間

アムステルダム国立美術館の滞在時間は2時間半~3時間程度です。

オーディオガイドにはHighlightsは90分のツアーや、目的別の45分のツアーがあります。私はHighlightsのツアーを詳しく聞きながらかなり寄り道したところ、2時間半かかりました。

開館時間

開館時間は毎日9時ー17時です。定休日はありません。

チケットと料金

大人:20€
18歳以下:無料
ミュージアムカード所有者:無料
オーディオガイド:5€(アプリ版なら無料で利用可能)

チケットは公式HPから購入可能です。

アムステルダム国立美術館|公式HP

ミュージアムカードなどで無料で入れる場合でも、公式HPから入場時間帯を予約する必要があります。時間帯によっては予約がいっぱいになりますので、早めに予約しましょう。

館内マップ

美術館は4フロアからなります。

3階…1900-1950年、1950-2000年の作品
2階…1600-1650年、1650-1700年の作品、名誉の間、カイパース図書館
1階…1700-1800年、1800-1900年の作品
0階…特別展示、1100-1600年の作品、カフェ
レンブラントやフェルメールが活躍したオランダ黄金時代は17世紀にあたるので、ほとんどの有名な絵画は2階に展示されていました。

美術館に行く前に

アムステルダム国立美術館

公式アプリをダウンロードしよう

アムステルダム国立美術館に行く前に、公式アプリをダウンロードしておきましょう。

公式アプリでは以下のことができます。

  • 作品のオーディオガイドを聞くことができる(オランダ語、英語のみ)
  • おすすめのガイドツアーを提示してくれる
  • チケットの予約も公式アプリから可能
  • お手洗い、レストラン、お土産ショップのマップを閲覧可能

無料でオーディオガイドもガイドツアーも利用できるのは嬉しいですね!Wi-Fi環境下であらかじめダウンロードしておきましょう。

公式アプリでオーディオガイドを聞くのであれば、イヤホン持参がおすすめです。イヤホンをせずに耳元で聞いている人もいましたが、音漏れしますし腕を上げ続けるのも疲れます。

家にいるときでもオーディオガイドやツアーを閲覧できるので、事前にプランを立てることも可能。

公式アプリ自体は日本語表示できますが、アプリ内にあるオーディオガイドはオランダ語か英語のみです。これらの言語のリスニングが苦手な方は、現地で日本語対応のオーディオガイドをレンタルしましょう。

現地のオーディオガイドは5€です。内容自体は公式アプリと全く同じで、音声が日本語対応している点だけが違います。

夜警は修理中で見られないことも

一番の目玉であるレンブラントの「夜警」は必ず見たいですよね。

ただ、夜警は約400年前の絵画とあって劣化が進んでおり、修復作業中で絵画を見られないことも多いのです。

公式HP上の夜警修復のページに修復作業を行っているかが記載されているので、夜警を見たい方は行く前にチェックしておきましょう。

ちなみに、修復中に訪れたときは写真のようになっていました。

これはこれで珍しいのですが、やはり絵画がみたいところです。

美術館への入場~荷物の預け入れ

アムステルダム国立美術館

美術館への入場方法

美術館には入り口が2つあります。

本来はチケット事前購入者用と現地で購入する用に分かれていますが、コロナ中は事前予約しか受け付けていないので、どちらの入り口からでも同じように入場できます。どちらから入場しても、中で繋がっています。

荷物はカウンターに預けよう

手荷物やコートはカウンターに預けられます。美術館内を身軽に動き回れてうれしいですね。

キャリーバックは預けられません。そもそもキャリーバックを持っていると入場を断れるので、美術館に行く前にどこかへ預けておきましょう。

必ず見るべき名作

アムステルダム国立美術館に行ったなら見ておきたい作品を紹介します。初めて訪れる方は、オーディオガイドのHighlightsツアー(90分)の通りに回るのがおすすめです。

Highlightsツアー + 名誉の間をしっかり見ると、だいたいの名画は見られると思います。

レンブラントの「夜警」

夜警

世界的に有名なレンブラントの「夜警」は必見です。大きな絵画で、名誉の間の一番奥に飾られています。

夜警というタイトルは19世紀につけられましたが、表面のニスが黒ずんで夜に見えたため夜警と名付けられたと言われています。実際は昼の風景なのだとか。

光と影の画家と言われるのもうなずけるほど、人物が光で印象的に際立っています。

レンブラントの「自画像」

アムステルダム国立美術館

若いときのレンブラントの自画像です。このとき色々な技法を試していたところで、よく見ると巻き毛の所どころが明るい色で強調されているのが分かります。これは絵の具が乾かないうちに筆の後ろでひっかいて描いたそうです。

フェルメールの「牛乳を注ぐ女」

フェルメールの絵画といえば、「真珠の耳飾りの少女」と並んで有名なのがこちら。

X線での研究により、背景にあった地図が白い壁に書き換えられ、足元の洗濯かごはストーブに書き換えられたことが分かりました。これにより、中央の女性がいっそう引き立てられる作品となっています。

フェルメールの「手紙を読む青衣の女」

この青色の衣服の色は、高価なラピスラズリを砕いて色素にした高価な絵の具で描かれました。フェルメールブルーと言われ、フェルメールは好んでこの青色を使っていたとのこと。

椅子や机の影はしっかりと描かれているのに対し、女性の影はまったく描かれていません。これは、女性を際立たせるためのフェルメールの技法によるもの。写真を撮ったかのような構図ですが、影の有無だけでなく、魅せるために綿密に計算されているとのことでした。

イスや地図は、白い壁にうっすらと青い影を落としています。オレンジの光が青い影を作ることを17世紀にしてフェルメールは捉えていたのです。これが科学的に説明できるようになったのはなんと19世紀でした。面白いですね。

ヤン・ステーンの「聖ニコラスの祝日」

オランダで祝われる「聖ニコラス」をテーマにした絵画です。今でも12月5日にお祝いされる行事で、サンタクロースによく似たシンタクラースがプレゼントをくれる日ですね。

プレゼントをもらった女の子が嬉しそうに喜んでいます。左の男の子はプレゼントをもらえなくていじけており、女の子に揶揄されていますが、奥のおばあさんがこっそりとカーテン裏に誘っています。裏に隠してあるプレゼントをあげるんでしょう、とオーディオガイドは言っていました。

フランス・ハルスの「陽気な酒飲み」

フランス・ハルスは大胆でユニークな描き方をする画家。遠目では首元にレースが巻かれていると感じますが、実際に近くで見ると大胆な筆使いで描かれているのが分かります。繊細なタッチが主流の時代だったため、フランス・ハルスの絵はほとんど未完成だ!という人もいたのだとか。

フランス・ハルスの描き方はゴッホにも影響を与えたそうです。

ヤン・アセリンの「威嚇する白鳥」

画質の関係で見えづらいですが左下に犬が描かれており、犬に対して威嚇をしている白鳥です。威嚇している白鳥の様子をしっかりと捉えていて、ヤン・アセリンが初めて描いた動物画だというのが驚きです。

ヨハネス・コルネリス・フェルスプロンクの「青い服の娘」

青い衣服を着た少女のポートレート。大人びた表情が印象的ですね。

名誉の間

上記の名画(レンブラントの自画像以外)は、全て名誉の間に展示されています。どこを向いても色んな画家の思いの詰まった名画ばかり。建物の美しさもワクワク感もたまりません。

カイパース図書館

美しすぎる「カイパース図書館」。1階は図書館として実際に使用されていますが、2階からは鑑賞や写真撮影が可能です。図書館なので静かにする必要があります。

本当にとっても美しい空間でした。吹き抜けになっていて、上から下まで本が詰まっています。

館内のカフェ・レストラン情報

カフェ「THE CAFÉ」

美術館の0階、お土産ショップの上にカフェがあります。美術館の鑑賞途中の休憩におすすめです。

アムステルダム国立美術館

The Café - Rijksmuseum

レストラン「RIJKS」

美術館を出たところに、併設する形でレストランがあります。私は行っていませんが、写真を見るとおしゃれな雰囲気ですね!google map上では口コミ数1000件越え、星4.4なので料理の味もサービスも期待できそうです。

アムステルダム国立美術館

引用元:Rijksmuseum

Google マップ
Google マップで地図を検索。乗換案内、路線図、ドライブルート、ストリートビューも。見やすい地図でお店やサービス、地域の情報を検索できます。世界地図も日本語で、旅のプランにも便利。

アムステルダム国立美術館の周辺情報

アムステルダム国立美術館から徒歩3分のところにゴッホ美術館があります。

ゴッホの作品が多数展示されている他、ゴッホの弟テオとの手紙やゴーギャンとの共同生活のエピソードが織り交ぜられており、ゴッホの画家人生や思想に触れることができる美術館です。

ゴッホ好きはもちろん、ゴッホに特別な思い入れがなくとも壮絶なゴッホの人生と絵に対する熱意を感じられるので、訪れる価値があると感じました。

【オランダ】ゴッホ美術館に行く前に知っておきたい情報&感想
ポスト印象派の画家として29世紀の美術に大きな影響を与えたゴッホ。実はオランダ出身の画家なんです!オランダを観光するならぜひゴッホ美術館に行きましょう。 ゴッホの厚塗りの絵画はとても有名ですが、ゴッホの生涯についてはどのくらい知っているでし

まとめ:オランダ芸術を感じられる美術館

以上、アムステルダム国立美術館に行く前に抑えておきたい情報をまとめました。

  • オランダを代表する画家、レンブラントやフェルメールの名画が鑑賞できる。
  • 名誉の間やカイパース図書館も見ごたえあり。
  • アムステルダム中央駅からは約20分。
  • 公式アプリがおすすめ。英語とオランダ語が苦手なら現地のオーディオガイドを。
  • 徒歩3分のところにゴッホ美術館。

事前にしっかり準備して、美術館を存分に楽しみましょう。

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