フランスのパリといえば、エッフェル塔や凱旋門、ルーブル美術館のある有名な観光地!
パリの魅力は、
・おしゃれ&美味しいレストランやカフェが多い
・有名な観光スポットが多い
・有名ブランドの本店がある
・美術館のレベルが高い
一方で、
・スリが多い
・治安の悪い地域がある
・おしゃれなお店は多いが、きれいな街ではない
・英語が通じないことが多い
という面もあります。
楽しく旅行するために、パリを正しく知って最低限の対策をしていきましょう。
▼ フランス旅行前に知りたいこと ▼
治安対策は必ずしよう!
治安の悪い地域は避ける
パリの中でも、治安のよい地域と悪い地域があります。
安全と言われるのは、3区、5区、6区、11区、12区、13区、14区、15区、16区。
治安が特に悪いと言われるのは10区、17区、18区、19区です。
中心から遠いほど治安が良くないというイメージを持っておきましょう。治安の悪い地区を赤色、治安の良い地区を水色で示すと以下の通り。
治安を把握した上で、以下の対策をおすすめします。
- 治安の悪い地域は夜歩かない
- 治安の良い地域にホテルを取る
治安の良い地域のホテルは値段が高くなりますが、実際に犯罪にあってからでは遅いので、楽しく旅行するためにもお金をかけるべきポイントだと思います。
私は治安が良いと言われる11区に泊まったものの、治安の悪い10区のかなり近い場所だったので、移民が多く気を引き締めながら歩きました。
ホテルを取るなら5区、6区あたりがおすすめです。ルーブル美術館やサント・シャペル礼拝堂などの観光スポットにアクセスしやすく、観光拠点としても◎
治安という点も含めて、ホテルの口コミをよく読んで決めましょう。
スリ対策の装備をしよう
パリを旅行するなら、スリ対策は必須です!
電車内は特にスリが多いので、利用する場合は気を付けて下さい。観光スポットにおいても、観光客を狙ったスリが多発しています。
スリの手口としては、
- スリ集団に囲まれて荷物を奪われる
- リュックのチャックを開けて盗まれる
- 警察のフリをしてクレジットカードの番号を聞き出される
- 貴重品の上に新聞などを置き、貴重品ごと持っていかれる
- 荷物ごと電車から引きずり降ろされる
- 手に持っているスマートフォンをひったくられる
- ケチャップをかけれられて、気を取られているうちに荷物を取られる
パリの街が怖いのは、荷物ごと電車から引きずり降ろされたとしても周りの人は助けてくれないということです。
スリは集団で行動することが多く、しっかりカモを見定めて仕事をします。スリの仕事を周りの人に妨害されたら成り立たなくなるので、妨害した人もただでは済まなくなってしまうためです。
万が一スリにあってしまった場合は、冷静にカード会社と警察に連絡しましょう。
荷物を取り返すために追いかけてはいけないと覚えておいてください。
追いかけたところ銃で撃たれたという事例を聞きますし、集団スリなら勝ち目はありません。集団にリンチされたら、障害が残るような怪我をする可能性だってあります。
自分の身は自分で守りましょう!
そもそもスリに狙われないために、下記の対策をおすすめします。
- ブランド物を身に着けない
- 観光ガイドブックを街中で広げない
- できるだけ荷物は服の下にしまう
- ひったくられにくい装備にする
一目で観光客と分かるような服装は狙われやすいので避けましょう。
服の下に荷物を隠せるセキュリティーバックなどの装備もおすすめです。
スマートフォンのひったくりも多いです。電車の出入り口付近でスマホ操作をしていたら、発車直前にひったくられ、犯人は閉まる扉の向こう側へ行ってしまったという事例も。
ネックストラップなどで対策することをおすすめします。
またリュックサックを使うなら、チャック部分に鍵をつけるようにしましょう。気づいたらリュックの口をあけられていて盗まれたというのは非常によくある手口です。
私自身、リュックのチャックを開けられたことがあります。貴重品を入れたところのチャックには鍵をつけていたので、何も入っていないところのチャックを開けられただけで済みました。鍵をかけていてよかった…と心から思いました。
ホテルをチェックアウトした後に荷物を預かってもらうときにも、南京錠などで中を開けられないようにしておくと安心です。
街中のトイレはものすごく汚いので注意
街中のトイレは使わない方が良いでしょう。とても汚いです。
ホテルや美術館、レストランのトイレの使用をおすすめします。それでも日本のトイレよりはずっと汚いことは覚悟してください。
ルーブル美術館のトイレでさえ、なにをどうすればこんなにトイレットペーパーが散らばるの?といった具合でした。
また、トイレを利用するのにお金がかかる場合があります。50セントが必要になるケースが多いので、常に何枚か50セントを持っておきましょう。
ブランド物のショッピングはおすすめしない
パリには有名ブランドの本店がありますが、正直ショッピングはあまりおすすめできません。ブランド物のショッピングバックを持って歩いているとスリの標的になるためです。
それでもパリでブランドを買いたい!というのであれば、たとえスリに狙われたとしても貴重品を取られないよう、荷物は身体の前に持つようにしましょう。
個人的には、強いこだわりがあるわけでなければ日本でショッピングした方が幸せだと思っています。
パリでのお買い物は、
- ブランド物のショッピングバックを持って歩くのが怖い
- スリを気にしてめいっぱいおしゃれできない
- 荷物が増える
- 意外と街中にゴミは多いし治安は悪い
不安が付きまとってしまうことに加えて、スリ対策でおしゃれができなくてイマイチ気持ちが上がりませんでした。東京や大阪のデパートの方がよっぽど綺麗でワクワクしますし、お店自体も海外展開が進んでいるのでほとんど同じです。
本当にパリでショッピングする必要があるのかを良く考えてからお買い物しましょう。
最低限のフランス語を覚えて行くべき
フランスでは英語が通じないケースが多いです。最低限のフランス語を覚えてから行きましょう。
Bonsoir(ボンソワー)…こんばんは
Merci (メルシー)…ありがとう
S’il vous plaît(シル・ヴ・プレ)…すみません。英語のExcuse meと同じ感覚で使えます。
最初から英語を使うよりも、フランス語で話しかけた後に英語で話した方が対応してもらることが多くなる印象です。
ただ、全く英語を理解してくれないこともあるので、その点は理解しておきましょう。
私がパリに行ったとき、乗っていたバスが途中で運休になり、乗客全員が降ろされたことがありました。乗客に英語で話しかけても無視、バスの運転手に状況を聞いても無視され、状況を把握できませんでした。
でも英語が分かる人がいなければ、そうならざるを得ないのかと思います。日本に外国人が来ても同じような状況が想定されますよね。
最低限のフランス語を覚えつつ、最悪言葉が通じなくても自分で対処できると良いです。
不安ならツアーを使おう
少しでも不安ならツアーを使うことも選択肢に入れましょう。
海外旅行に慣れていれば個人手配で行けますが、海外旅行に慣れていないのであればパリは治安と言語の面でやや難易度が高いかと思います。
軽犯罪に巻き込まれたり、スリを気にしすぎて旅行を満喫できないくらいなら、ツアーを使って安心して旅行を楽しむことをおすすめします。
私自身、初めてパリを訪れたときはツアーを使用しました。添乗員さんが街や観光名所についてしっかり説明してくれる上に、バスで観光地まで連れて行ってくれるので便利かつ安心です。
以下のサイトでは、無料でツアーの見積もりができます。自分の好みを伝えれば旅行プランをカスタマイズして最適なルートを提示してくれるので、ツアーを利用するか迷っている方は一度見積してみることをおすすめします。
まとめ:治安に気を付けてパリ旅行を楽しもう!
以上、パリ旅行に行く前に把握しておいてほしいことをまとめました。
不安に感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、最低限気をつけておけば気にしすぎる必要はありません。
- スリ対策の装備をする
- 治安の悪い地域を把握する
- 最低限のフランス語を覚えておく
これらに気を付けつつ、パリ旅行を楽しんでください。
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