2021年9月からオランダで海外駐在しています。
オランダ生活を始めてから、オランダでの生活と日本での生活は以下の点が違うと感じました。
① 硬水
② 治安
③ 自転車大国
④ 冬は雨が多い
⑤ 冬は寒い
それぞれの対策グッズを日本から持ってこれると生活が便利になります。オランダでも購入できますが、やはり日本製の方が安くて質も良いと感じました。
本記事には日本から持ってきておくと便利なアイテムを具体的にまとめたので、これからオランダで生活する方は参考にしてください。
オランダに住み始める人必見!
これからオランダで生活を始める方は「オランダ生活を始めるまでの準備一覧【海外赴任・留学・ワーホリ】」の記事もご覧ください。渡航前~渡航後までの準備がまとめてあります。
硬水対策のアイテム
オランダの水はさほど硬度が高くありません。水道水をそのまま飲んでも飲めるくらいです。
とはいえ、やはり硬水なので
・ミネラルを含んだ水垢がつくので掃除が大変。
・髪、肌がギシギシになる。
と感じます。できれば硬水対策をしておきましょう。
浄水器
私は浄水器の大手メーカーであるブリタの浄水器とフィルターを持っていきました。
オランダの水の硬度が高くないとはいえ、この浄水器を通すと水の風味がおいしくなります。また、浄水器を通さずにケトルを使うと、ミネラルを含んだ白い水垢が頻繁につくので掃除が面倒に。その点でも軟水に変えるのはメリットがあると感じました。
交換フィルターは2~3か月で交換します。必要量を計算して持っていきましょう。
シャワーヘッド
硬水でシャワーを浴びると、髪がギシギシになり肌が乾燥します。私は普通肌ですが、オランダに来た当初はシャワーを浴びた後に肌が乾燥してびっくりしました。
乾燥肌の方は特に、軟水に変えるシャワーヘッドの購入をご検討ください。
こちらも3~4か月に一度フィルターを交換する必要があります。
防犯関係のアイテム
オランダの治安は比較的良いです。
が、オランダに住んでいたら、やっぱり周辺のヨーロッパの国へ旅行したいですよね。ただし、フランスやイタリアの観光地は組織的なスリが多いため、スリ対策は必須だと感じます。
安心して旅行や出張ができるよう、対策グッズを用意しておきましょう。
セキュリティーポーチ&スマホストラップ
軽犯罪の例を挙げると、
・手に持っているスマートフォンをひったくられる
・ケチャップをかけられて、気を取られている内に荷物を盗まれる
旅行中にスリを気にしすぎると、思いっきり楽しむことができません。また、相手はスリのプロなので注意していても被害にあってしまうことも。装備面でしっかり対策しておき、そもそもスリの対象にならないようにしたいところです。
以下のセキュリティーポーチは服の下に隠すことができ、スキミング(クレジットカードの情報抜き取り)防止機能も付いています。
私も観光のときに使いますが、
- 身体に密着していて安心
- クレジットカードやスマートフォンをサッと取り出せて便利
だと感じました。貴重品はセキュリティポーチに、飲料やハンカチなどはサブバックに入れて持ち歩くようにしています。
また、電車の出入り口付近でスマホを触っていたら出発直前にスマホをひったくられ、追いかけようにも電車が出発してしまったというケースもあるそうです。そもそも追いかけたところで殴られたり撃たれたりといった事例もあるのでおすすめしません。
スマホにネックストラップをつけておけると安心ですね。
防犯用の鍵
どこにでもつけられる防犯用の鍵をいくつか用意しておくと便利です。
私は観光地や人の多いところにリュックで行くとき、必ずリュックのチャックに鍵をかけています。知らないうちにチャックを開けられて盗まれていたというのは、観光地でよくある手口ですね。実際に私の友人も被害にあいました。
- リュックサックのチャック
- チャック型のスーツケース
- 荷物を預けるとき
に、鍵をかけるようにしています。
海外旅行中はロッカーが無く、ホテルやお店に荷物を預けることもあります。安心しきらずに荷物に鍵をつけておきましょう。
防寒関係のアイテム
オランダは冬の期間が長く、そして寒いです。雪はあまり降りませんが、北海道よりも緯度が高いとあってかなり冷え込みます。
衣類やグッズでしっかりと対策していきましょう。
電気毛布
電気毛布またはこたつを持っていくことをおすすめします。
オランダの家は基本的にセントラルヒーティングになっていて、家全体が常に暖かい状態です。かなり快適に過ごせるのですが、ずっとつけっぱなしにする仕様なので、電気代節約のために設定温度を低くしておきたいところ。
セントラルヒーティングの設定温度を低めにして、電気毛布やこたつで暖をとるのが良案かなと思います。
こちらの電気毛布は電圧100V対応なので、海外で使う場合は変圧器を介してくださいね。消費電力は80Wと低いため、だいたいの変圧器に適応すると思います。
変圧器に関しては以下の記事を参考にしてください。
カイロ
カイロはあると重宝します。
日本にいるときは全くカイロを使わなかったので、私は海外に持っていきませんでした。
しかし、せっかく海外にいるならクリスマスマーケットや冬のイベントに行きたいですよね。ヨーロッパの冬は寒いことに加えて、夜に家の外にいる機会が多くなるので、カイロがあったらとてもありがたいです。
海外には売っていません。本当に持ってこれば良かった…と後悔しています。
自転車関連のアイテム
オランダは自転車大国です。
立派な自転車道がオランダ中に張り巡らされているので、とても快適に運転できます。街の中を移動するなら自動車よりも自転車の方が早いくらいです。
自転車周辺のアイテムを整えて、快適にオランダ生活を送りましょう。
自転車の鍵
オランダは自転車が非常によく盗まれます!しっかりした鍵を用意しましょう。後輪をロックする鍵をつけていても、後輪を浮かせて前輪で押してうまく運ばれてしまうそうです。
自転車本体を柵などに括り付けるか、前輪も後輪もロックすることをおすすめします。
私は、切断できないチェーンタイプの鍵と、前輪も後輪もロックできる全長170cmの長い鍵の2つを同時に使っています。
自転車用の手袋
オランダは雪はあまり降りませんが、とても寒くなります。
とても寒い日に自転車に乗ったこと、ありますか?
寒い日に自転車に乗ると、冷たい風がハンドルを握っている手にダイレクトに当たるので非常に手が凍えます。凍えすぎて痛いと感じるほど。
毛糸の手袋は風を通してしまうので自転車には向いていません。自転車用の手袋がおすすめです。私は下記のサイクリング用の手袋をしています。
風を通さず、手首がゴムになっていて肌が露出せず暖かいです。冬のシーズンに自転車に乗るなら、風を通さないタイプの手袋は必須だと思います。
雨関係のアイテム
冬のオランダはよく雨が降ります。冬のオランダは、日本の軽い梅雨だと思っておいてください。
オランダに住むなら、雨とうまく付き合っていく必要があります。
室内干し用のグッズ
オランダは室内干しが主流です。雨が多いこと、霜がよく降りること、ベランダが小さいケースが多いことがその理由です。
室内干しを想定して必要なグッズを用意しましょう。
室内干し用のスタンドは必須です。家具付きの家ならついていることもあります。
また、寒くてセーターを着る機会が多いので平干しネットが大活躍しています。ハンガーにかけて肩が飛び出してしまったり、変な跡が残ったりしません。
自転車用のカッパ
頻繁に小雨が降るのに自転車移動がメインなので、カッパがあると便利です。
自転車用のカッパを選ぶようにしてくださいね。普通のカッパは自転車用ではないのでフードがすぐ脱げてしまいます。
ただし、カッパは冬の間はダウンコートなどでもこもこして着づらいのと、毎回脱ぐ必要があるのがデメリット。
ノースフェイスやモンベルといった、ちゃんとしたアウトドア用品の防水上着があると便利です。オランダで雨でも自転車に乗っている人は、こういった上着を着てフードをかぶっていることが多いです。
まとめ
以上、オランダ生活に必要なアイテムでした。
まとめると以下のアイテムが必要になります。
・硬水対策のアイテム
・防犯アイテム
・防寒アイテム
・自転車関連のアイテム
・雨対策のアイテム
オランダで購入することもできますが、オランダに着いて数カ月は生活するのに必死で便利グッズをそろえる暇がありません。また、日本製品の方が安くて質も高いと感じます。日本にいるうちにできるだけ準備できると良いですね。
これからオランダで生活を始める方が、少しでも快適に暮せる手助けになれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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