海外旅行は、現地の料理を食べてみるのも楽しみのひとつですよね!
「オランダ観光で食べるべき名物料理は?」「どこで食べられるの?」といった疑問に答えられるよう、本記事では実際にオランダに住んでいた著者がオランダの名物グルメを紹介します。
の3つに分類しました。オランダ旅行をする方はぜひ参考にしてくださいね。
オランダの有名な食べ物
クロケット(Kroket)
オランダの定番メニュー、クロケット!円筒形のコロッケです。
中は牛ひき肉の入ったクリームソースが一般的ですが、その他にもカレーやチーズ味などいろいろあります。
衣はザックザクで、味もしっかりついています。日本のコロッケとは違うオランダのクロケットをぜひ食べてみてくださいね。
クロケットはなんと自動販売機で買うことができます!
お金を支払うと扉が開いて、中に入っているクロケットがゲットできるシステムです。大きい駅ならだいたい「Smullers」というお店があり、自動販売機が設置されています。
支払いはクレジットカードなどのタッチ決済に対応していて◎
ビッターバレン(Bitterballen)
こちらもオランダの定番フードとして有名なビッターバレン。丸い形のコロッケです。
クロケットと見た目が似ていますが、見た目だけじゃなくて味も似ています!というか、衣も中身も味はほとんど一緒です笑
クロケットかビッターバレン、どちらか一方を楽しみましょう。中のクリームソースを味わいたい人はクロケット、衣のザクザク感を楽しみたい人はビッターバレンがおすすめです。
ハーリング(Haring)
塩漬けにした生のニシン、ハーリング。
みじん切りにした玉ねぎをかけて食べるのが一般的。青臭い魚の味がなんだかクセになってしまう味です。が、好き嫌いが分かれるかもしれません。
オランダの一部の地域では、ハーリングのしっぽをつかんで下からかぶりつくスタイルで食べるんだとか。
また、ハーリングをパンにはさんだハーリングブローチェという食べ物もあります。
ハーリングと玉ねぎ、ピクルスがパンにはさまっています。生魚とパンを一緒に食べるなんとも奇妙な味…!ただ、食べ続けると意外とクセになって不思議とまた食べたくなるんですよね。
ぜひこの不思議な食べ物を試してみてください。
キベリング(Kibbeling)
キベリングは魚のタラのフライです。
ふわっふわの肉厚のタラが、しっかり味のついた衣で覆われていておいしい!ヨーロッパ風のクリーミーなマヨネーズをつけて食べましょう。
フリット(Friet)
オランダでたくさんの人に親しまれているフリット!ベルギー発祥ですが、オランダでも定番のフードになっています。
中はホクホク外はサックリ!マクドナルドのポテトとは違って、意外と塩気は少なめ。じゃがいもの風味が楽しめます。
たっぷりのソースをかけて食べることが多いです。
街中にはたくさんフリット専門店があるので、食べ歩きしてみてくださいね。アムステルダムで特に人気なのが「Manneken Pis」や「Fabel Friet」のお店。どちらも行列ができる人気店ですが、意外と列の進みは早いです。
スタンポット(Stamppot)
スタンポットはオランダの伝統的な家庭料理。
マッシュポテトにケールなどの野菜を加えて、ソーセージなどを添えて提供されることが多いです。オランダ料理のレストランなどで食べることができます。
エルテンスープ(Erwtensoep)
エルテンスープもオランダの伝統的な家庭料理。「エルテン」とはオランダ語でエンドウ豆のことです。
エンドウ豆と玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジン、セロリなどをドロドロになるまで煮詰めたスープで、ソーセージを上にのせて提供されることもあります。あまり見栄えはよくありませんが、野菜たっぷりで家庭料理にぴったり!
オランダの有名なスイーツ
ストロープワッフル(Stroopwafels)
オランダのスイーツで一番有名なのがストロープワッフル!甘いキャラメルシロップを薄いワッフルではさんだスイーツです。
街中には、その場で焼きたてのストロープワッフルを食べられるお店もあります。大きなワッフルにたっぷりストロープワッフルを塗りたくる様子は見ているのも面白いですよ。
お土産としても人気で、スーパーマーケットやお土産ショップにたくさん売られています。
トンプース(Tompoes)
たっぷりのカスタードクリームをパイ生地ではさんだケーキ。上にのったピンクのアイシングが特徴です。
見た目はとっても甘そうに見えますが、意外とカスタードクリームの甘味が抑えられていてペロリと食べられます。
ただ、食べにくいという難点も。上からフォークをさして食べようとすると、パイ生地に押されて中のクリームがぐしゃっと出てきてしまいます。食べにくいのも合わせてトンプースの特徴なので、上手な食べ方を探してみてくださいね。
パンネクック(Pannenkoek)
パンネクックはクレープのようにペラペラな薄いパンケーキです。ただし、生地自体は甘くないので、スイーツ系としても総菜系としても食べられます。
もちもちとした生地がおいしいスイーツです。
ポファチェス(Poffertjes)
ポファチェスは1口サイズのパンケーキ。
たこ焼き器のような機械に生地の液を入れて、たこ焼きのようにひっくり返してつくります。屋台で実際に作っているところを見られることもありますよ。
バターとたっぷりの粉砂糖をかけて食べるのが一般的。ただし風の強い日は粉砂糖が飛び回るので注意が必要です。
オリボーレン(Oliebollen)
もっちもちの丸い揚げドーナツ、オリボーレン!
プレーンのオリボーレンに粉砂糖をかけて食べるのがスタンダードです。そのほかに、レーズン入りやリンゴソース入りなどたくさん種類がありますよ。
ただし、オリボーレンが食べられるのは10月から12月末までの間だけ。この時期になると街中に以下のような屋台が設置され、揚げたてのオリボーレンが食べられます。
日本で年越しにそばを食べる感覚で、オランダでは年越しにオリボーレンを食べるのです。2カ月間しか食べられませんが、この時期にオランダに来たらぜひ試してみてくださいね。
オランダの有名な飲み物
ハイネケン(Heineken)
日本でも有名なハイネケン。実はオランダで誕生したビールなのです!
いろんなレストランで飲めるのはもちろん、アムステルダムにはハイネケンのビール工場見学「ハイネケン・エクスペリエンス」があります。ハイネケンの歴史を知れる他、醸造~出荷されるビールに自分がなった感覚で楽しめるアトラクション、スポンサーをしたF1やUEFAチャンピオンズリーグの展示など、盛りだくさんの工場見学です。
ビール2杯+ミニサイズ1杯飲めるので、ビール好きはぜひ楽しんでくださいね。
フレッシュ・ミントティー(Versemunthee)
オランダのカフェで定番のメニューがフレッシュミントティー。
コップの中にミントがわっさわさと詰められて提供されます。飲んでみるとスッキリおいしい!はちみつを添えられていることもあるので、甘めが好きな人は入れて飲んでも◎
まとめ
以上、オランダの有名な食べ物・スイーツ・飲み物を紹介しました。
ヨーロッパにはフランス料理やイタリア料理といった凝った料理もあるので、質素なオランダ料理は意外に感じるかもしれません。
クロケットやストロープワッフルなど、食べ歩きに向いているグルメが多いので、運河の街並みを散策しつつ楽しんでみてくださいね。
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