マッターホルンは、展望台やハイキング、朝焼けの鑑賞など楽しみ方がいろいろあります。自由にプランを組める分、どうやって観光するか迷ってしまうことも。
本記事には、実際にマッターホルン観光をしたときの体験を踏まえて、以下の内容をまとめました。
- マッターホルン観光に必要な日数は?
- おすすめモデルコース:1日の詰め込みプラン&1泊2日の満喫プラン
マッターホルンの景色、氷河、ハイキング、ツェルマットの街、スイスの郷土料理…魅力をすべて詰め込んだプランです!
これからマッターホルンを観光する人は、ぜひ参考にしてくださいね。
マッターホルン観光に必要な日数
マッターホルンは頑張れば1日で観光できます。展望台からの景色、ハイキング、どちらも1日に詰め込むことが可能です。
ただし、山の観光は天気が命!天気が良くなければマッターホルンは全く見えません…
3日くらい確保しておき、天気をみながらフレキシブルに観光プランを組むのがおすすめです。
マッターホルン観光は3日確保。
3日のうち1日が晴れ ⇒ 1日にすべて詰め込んで観光。
3日のうち2日が晴れ ⇒ 2日に分けて色々な観光方法を楽しむ。
3日とも晴れ ⇒ 3日目は次に行く街の観光にあてる。
せっかくスイスまで行くので、晴れの日にあたるように多めの日数を確保したいですね。
マッターホルンのモデルコース
実際にマッターホルンを観光した経験を踏まえて、モデルコースを組みました。
- 1日で全部回る詰め込みプラン
- 2日に分けて色々な楽しみ方をするプラン
の2種類を紹介します。当日の天気や自分の旅行スタイルに合わせて選んでくださいね。
1日詰め込み観光プラン
1日にすべて詰め込んだ満足プランです。
- マッターホルンの朝焼け鑑賞
- ゴルナーグラート展望台
- リッフェル湖のハイキング
- スネガ周辺のハイキング(4つの湖を巡るハイキング)
- スネガ展望台
- ツェルマットの夜景
といった内容が盛り込まれています。ハイキングが多くて体力が心配な方は、4つの湖ハイキングを1つの湖ハイキングに置き換えても◎
移動ルートは以下の通り。
タイムラインでひとつずつ解説していきますね。
1日詰め込み満喫プラン!
- 前日ホテルにチェックイン
引用元:Hotel Parnass
ハイキングや山の観光は朝から行動するので、前日のうちにホテルにチェックインしておきましょう。
日の出を見られるマッターホルンビューのホテルがおすすめ! - 6:00-7:00マッターホルンの朝焼けを見る
朝焼けを受けて赤に色づいたマッターホルンを見ましょう!マッターホルンビューのホテルなら部屋から見られます。ホテルから見えなければ、日本人橋から見るのが王道スポットです。 - 8:00ゴルナーグラート鉄道で展望台へ
ゴルナーグラート鉄道で30分かけて展望台へ。登っていく途中の景色も絶景です! - 8:30ゴルナーグラート展望台で観光(1時間)
マッターホルン観光で一番人気のあるゴルナーグラート展望台。マッターホルンの他に、美しい氷河も見られます。 - 9:20ゴルナーグラート展望台→ローテンボーデンまで電車で移動
- 9:30リッフェル湖のハイキング(1時間)
ローテンボーデンからリッフェルベルクまで1時間のハイキング。湖に映った逆さマッターホルンが美しい!詳しいハイキングコースは「【マッターホルンの観光ガイド】展望台&ハイキングコースを解説」の記事にあります。 - 10:30リッフェルベルク→ツェルマットまで電車で移動
- 11:00ツェルマット→ブラウヘルトまで移動
- 12:004つの湖を巡るハイキング(昼食込み3時間)
ブラウヘルトからスネガに向かって、4つの湖を巡るハイキングをしましょう。詳しいハイキングコースは「【マッターホルンの観光ガイド】展望台&ハイキングコースを解説」の記事にあります。 - 12:30フルーアルプで昼食
ハイキングコースに組み込んであるレストラン「フルーアルプ」で昼食です。マッターホルンを見ながら食事できます。スイスの郷土料理「レシュティ」がおいしくておすすめ! - ハイキングの続き
昼食を終えた後は、スネガに向かってハイキングしてきましょう。目前にはずっとマッターホルンがあって最高のハイキングです! - 15:00スネガ→ツェルマットまで移動
- 17:00夜ごはん
ツェルマットの街にはスイスの郷土料理を楽しめるレストランが多数あります。レストラン「Whymper-Stube」はチーズフォンデュとラクレットが人気! - 20:00-21:00マッターホルンとツェルマットの街の夜景
マッターホルンとツェルマットの街の夜景も美しいです。日の入りの時間を狙って、展望台に行ってみましょう。
この1日詰め込みプランは、実際に私が観光したときのプランとほぼ同じです。展望台からの景色も、ハイキングも最高によくて、満足度の高い旅行になりました。
ただ、1日で30,000歩も歩くことに。山道も歩いたのでくたくたになりました。しっかりハイキングの装備をして備えましょう。
体力に自信がなければ、
- 「4つの湖を巡るハイキングコース」を「1つの湖を巡るハイキングコース」に変更
- 時間が空いた分、ロートホルン展望台を観光する
とプランを変更しても◎
1泊2日の満喫プラン
晴れの日が2日あった場合は、2日に分けて観光しましょう。色々な楽しみ方ができますし、体力的にも安心です。
1日目
- ゴルナーグラート展望台
- リッフェル湖のハイキング
- マッターホルン・グレーシャー・パラダイス
- ツェルマットの夜景
2日目
- マッターホルンの朝焼け鑑賞
- ロートホルン展望台
- スネガ周辺のハイキング(5つの湖を巡るハイキング)
- スネガ展望台
を盛り込んだモデルコースです。マッターホルンを観光するほぼ全ての方法が入った観光プランになっています。
移動ルートは以下の通り。
タイムラインは以下のようになります。
2日観光プラン【1日目】
- 10:00ゴルナーグラート鉄道で展望台へ
ゴルナーグラート鉄道で30分かけて展望台へ。登っていく途中の景色も絶景です! - 10:30ゴルナーグラート展望台で観光(1時間)
マッターホルン観光で一番人気のあるゴルナーグラート展望台。マッターホルンの他に、美しい氷河も見られます。 - 11:20ゴルナーグラート展望台→ローテンボーデンまで電車で移動
- 11:30リッフェル湖のハイキング(1時間)
ローテンボーデンからリッフェルベルクまで1時間のハイキング。湖に映った逆さマッターホルンが美しい!詳しいハイキングコースは「【マッターホルンの観光ガイド】展望台&ハイキングコースを解説」の記事にあります。 - 12:30リッフェルベルク→マッターホルン・グレーシャー・パラダイスまで移動
リッフェルベルク→フリ・ツェルマット→トロッケナー・シュテク→マッターホルン・グレーシャー・パラダイスと、2回乗り換えてたどり着けます。
- 昼食
マッターホルン・グレーシャー・パラダイスまで移動する途中でレストランを見つけて昼食を取りましょう。
途中で乗り換えするフリ・ツェルマットなどにレストランがあります。 - 14:00マッターホルン・グレーシャー・パラダイスで観光(2時間)
富士山よりも高い展望台!マッターホルンだけでなく雪景色の山々も絶景です。高山病には注意。
- 16:00マッターホルン・グレーシャー・パラダイス→ツェルマットまで移動
- 17:00ツェルマットの街で夜ごはん
ツェルマットの街にはスイスの郷土料理を楽しめるレストランが多数あります。レストラン「Whymper-Stube」はチーズフォンデュとラクレットが人気! - 18:00ホテルにチェックイン
日の出を見られるマッターホルンビューのホテルがおすすめ! - 20:00-21:00マッターホルンとツェルマットの街の夜景
マッターホルンとツェルマットの街の夜景も美しいです。日の入りの時間を狙って、展望台に行ってみましょう。
2日観光プラン【2日目】
- 6:00-7:00マッターホルンの朝焼けを見る
朝焼けを受けて赤に色づいたマッターホルンを見ましょう!マッターホルンビューのホテルなら部屋から見られます。ホテルから見えなければ、日本人橋から見るのが王道スポットです。 - 8:00ツェルマット→ロートホルンまで移動
- 8:30ロートホルン展望台で観光(1時間)
- 9:30ロートホルン展望台→ブラウヘルトまで移動
- 10:005つの湖を巡るハイキングコース(昼食・休憩をはさんで5時間)
ブラウヘルトからスネガに向かって、4つの湖を巡るハイキングをしましょう。詳しいハイキングコースは「【マッターホルンの観光ガイド】展望台&ハイキングコースを解説」の記事にあります。 - 11:00フルーアルプで昼食
ハイキングコースには組み込まれていませんが、シュテリー湖から足をのばしてレストラン「フルーアルプ」まで行ってみてはいかがでしょう。マッターホルンを見ながら食事できます。スイスの郷土料理「レシュティ」がおいしくておすすめ! - ハイキングの続き
昼食を終えた後は、スネガに向かって湖を経由しながらハイキングしてきましょう。目前にはずっとマッターホルンがあって最高のハイキングです!
アップダウンがあってハードなルートなので、休憩を取りながら進んでいきましょう。 - 15:00スネガ→ツェルマットまで移動
- 17:00ツェルマットの街で夜ごはん
2日あれば、これ以上ないくらいマッターホルンを観光し尽くせます。
5つの湖を巡るハイキングコースは体力を使うので、しっかり備えて臨んでくださいね。
ハイキングをするときの注意点
いずれのハイキングコースも整備されていて歩きやすいです。電波も通じるので、要所でGoogle Mapsを確認すれば道に迷うことはなさそうだと感じました。
ただし、日陰はなくアップダウンもあるので、ハイキング用の装備は必要です。
- 帽子
- 日焼け止め
- 飲料水、軽食
は用意しておきましょう。私は朝に日焼け止めを塗ったものの塗り直しをしなかったので、見事に鼻の頭だけ真っ赤に日焼けしました。標高が高いこともあって涼しいので油断しましたが、紫外線は強いです…。
鼻先までちゃんと隠れる帽子がおすすめです。風が吹くこともあるので、ヒモつきだとより便利だと感じました。

つばの広い帽子を持っていなくても、何かしらの帽子は持っていくようにしましょう。体感温度が全然違います。
できるなら、日焼け止めは2時間おきくらいに塗り直すのがベストです。ただ、鏡を見ながら日焼け止めを塗る時間を確保できないことも。鉄道やロープウェーの中でサッと塗り直しができるスプレータイプを持っておくと便利です。

この日焼け止めは75 mLなので、国際線でも機内持ち込みできます。ただし機内に持ち込むときは、スプレーのキャップが付いていること、ジッパー付きの透明のプラスチック袋にいれること(袋のサイズは縦横の合計が40cm以下、容量1L以下)のルールを守ってくださいね。
体力に自信がないけれど、しっかりハイキングしたい!という方には、登山靴をおすすめします。登山靴は底がしっかりしているので、ガタガタの地面を歩いても体力の消耗が少ないです。

また、トレッキングポールを使うと、足だけでなく手の力も使えるので楽になります。スイスのハイキングではトレッキングポールを使っている人がたくさんいました。

まとめ
以上、マッターホルンを観光するモデルコースを紹介しました。
- 必要な日数…1日に詰め込んで観光は可能。ただし晴れの日になるように、3日くらい確保しておけると◎
- モデルコース…1日詰め込みプランと、2日間満喫プランを紹介。
- ハイキングの注意点…帽子・日焼け止め・飲料水&軽食は必須!体力が不安な人は登山靴・トレッキングポールがあると安心。
マッターホルンの景色、氷河、ハイキング、ツェルマットの街、スイスの郷土料理…すべて詰め込んだプランです!スイスの魅力を存分に満喫してくださいね。
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