ケルンに行くなら必ず訪れたいケルン大聖堂。外観や内観を鑑賞するだけでなく、南塔に登ったりミサに参加することもできます。
本記事には、ケルン大聖堂の楽しみ方や実際に訪問した感想、周辺の観光スポットをまとめました。
ケルン大聖堂を観光する方に参考になる情報ですので、これから行く予定の方はぜひご一読ください。
ケルン大聖堂の基本情報
ケルン観光の一番の目玉であるケルン大聖堂!
高さは157mで、ゴシック様式の建築物としては世界最大級です。
ケルンの街は第二次世界大戦の空襲で約9割の建物が破壊されてしまった街。その中でもケルン大聖堂は倒壊せず、人々の心の支えになったのだとか。
1996年に世界遺産に登録されました。が、周辺に高層ビルを建てる都市開発計画により景観が損なわれるとして、一度は危機遺産に登録されたことも。建物の高さ規制を行うことで、危機遺産を解除され今にいたります。
ケルン大聖堂の場所
ケルン大聖堂はケルン中央駅の目の前に立っており、駅近な世界遺産のランキングがあれば第1位になるのではというほどの近さ。
ケルン中央駅の南口から出ると目の前に現れます。
開館時間
ケルン大聖堂自体は毎日AM6時ーPM20時に開いていますが、観光客向けの開館時間は以下の通り。
ケルン大聖堂
月曜ー土曜:10時ー17時
日曜:13時ー16時
ケルン大聖堂の南塔登頂
9時ー17時
宝物庫
10時ー18時
以下に記載したミサの時間帯は、ミサに参加する人しか入場できないので気を付けましょう。
月曜ー土曜:6時30分、7時15分、8時、9時、18時30分(ディヴォーション 18時)
日曜:7時、8時30分、10時、12時、17時、19時(聖務日課 18時)
ミサの時間に行くとミサに参加できますが、写真撮影禁止になります。
時期によっては開館時間が変更になることもあるので、観光する直前に公式HPもチェックしておきましょう。
料金
ケルン大聖堂の内部は無料です。南塔の登頂やガイドツアーは料金がかかります。
ガイドツアー:8€
観光前にコインロッカーに荷物を預けよう
ケルン中央駅には大型コインロッカーがあるので、ケルンを観光するならここで荷物を預けてから行きましょう。
そもそも大きな荷物を持っていると、ケルン大聖堂に入れてもらえません。
見た目は普通のロッカーに見えますが、これは荷物を預け入れる入口になっていて、ロッカーにある電子パネルを操作することで地下にある巨大な保管場所に格納されるシステムになっています。
操作方法は次の通り。操作方法はロッカー自体にもドイツ語と英語で書かれています。
1. お金を支払う。現金でもクレジットカードでも可能。
2. ロッカーの扉が開くのを待つ。開くまで約40秒ほど。
3. ロッカーの中に荷物を入れる。
4. 電子パネルにある「OK」を押す。
5. ロッカーの扉が閉まる。荷物が地下の保管場所に移動していく。
6. 荷物の引換券を受け取る。
取り出し
1. ケルン中央駅内のどのロッカーからも取り出し可能。
2. 荷物の引換券を入れる。
3. ロッカーの扉が開くのを待つ。開くまで約40秒ほど。
4. 荷物を取り出す。
連泊用の大型キャリーバックも入れられるくらい大きなロッカーでした。
荷物のサイズによって料金が変わることはなく、預ける時間で料金が決まります。
2時間以内 3€
24時間以内 6€
48時間以内 12€
72時間以内 18€
ケルン大聖堂のミサに参加する方法
ケルン大聖堂のミサには参加することができます。ミサが開催される時間に合わせて中に入りましょう。
一眼カメラを首からぶら下げていかにも観光客といった姿で行きましたが、「ミサに参加します」といったら中に入れてもらえました。
ミサ中の写真撮影はNGなので気を付けて下さい。
ミサでは、聖書のお言葉?の他に、聖歌隊の合唱やソロの歌を聴くことができます。ソロの歌声が美しすぎて…心が洗われました。
周りの挙動をみて合わせれば初心者でも問題なくミサに参加できますが、以下の動作があると覚えておくと安心です。
・長い棒の先に布のついた道具で、お布施が回収されます。現金のユーロを用意しておくと〇
・聖体礼拝があります。
聖体礼拝とは、キリストの体である「パン(おせんべいのようなもの)」を受け取って食べる行為のこと。
パンの配布が始まると皆行列を作るので、行列に並んでおせんべいをもらい口に含みましょう。参加するのが難しいと感じるようであれば、席に座ったまま聖体礼拝に参加しなくても問題ありません。
ミサ自体は1時間弱くらいでした。
途中で退場する人もいたので、途中までの参加でも大丈夫だと思います。
ケルン大聖堂の南塔に登る
ケルン大聖堂には2つの塔があり、南塔には登ることができます。写真の右側の塔ですね。塔の内部構造やケルンの街を見渡せるので、時間のある方は是非訪れてみてください!
入口はケルン大聖堂の右側にある階段を下った先にあります。下写真にある右側の階段の先です。
南塔に登るチケット売り場と入口がある他、お手洗いもこちらにあります。一度塔に登り始めるとお手洗いはないので、ここで済ませておきましょう。お手洗いを使うには50セントが必要です。
南塔のてっぺんまでは509段ものらせん階段が続いており、自分の足で登っていきます。
ギリギリすれ違いができるくらいの狭い階段です。譲り合いながら登っていきましょう。せまいらせん階段をぐるぐる登っていくと目は回らないまでも、不思議な感覚になります。
ちょうど半分くらい登ったところで、ケルン大聖堂の鐘がありました。
この鐘は、第一次世界大戦のときに武器鋳造のために溶かされてしまったそう。24000キロあるそうで、実際にみるとその大きさに驚きます。
さらに登っていくと、塔のてっぺんを見上げることができました。
空洞があって光や風が入るようになっているのですね。
塔のてっぺんは360度見渡せる展望台になっています。
ドイツで4番目に大きい都市といっても、そんなに高いビルはありませんでした。危機遺産を解除するために街が努力した結果かもしれません。
南塔の登頂はさほど寄り道しなければ1時間以内で登って降りてくることができました。
体力は使うので覚悟しておいてください。
まとめ
ケルン大聖堂の感想をお伝えしました。
まとめると、
・ミサや南塔への登頂もおすすめ
・ホーエンツォレルン橋とクリスマスマーケットも観光スポットとして◎
これほど大きく精巧な大聖堂は一見の価値があります。
是非ケルンに立ち寄ってみてください。
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