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海外引っ越し荷物の準備を解説!手荷物・航空便・船便を仕分けるポイント

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引っ越し仕分け 海外赴任

海外赴任するにあたって初めて海外への引っ越しを経験しましたが、国内の引っ越しとは違うと感じました。海外引越では手荷物、航空便、船便、倉庫(実家)どれに仕分けするかによって、手元に届くタイミングが異なります。

あまり考えずに仕分けしてしまうと、

  • 意外と必要なものを船便に入れてしまい、2カ月待つ羽目になった。
  • 冬服を船便に入れてしまったが、意外と赴任先が寒かった。
  • 家が決まるまで航空便を待っていてもらえると知らず、航空便を段ボール1箱だけにしてしまった。

といったように、船便が到着するまでの2カ月間、かなり不便な生活を送ることになります。

本記事では、私が実際に海外引越したときの経験を踏まえて、海外の引っ越し荷物を仕分けるポイントを記事にまとめました。

計画的に海外引越しの準備を進めて、快適な海外生活のスタートを切りましょう!

↓ 海外引越し前にこちらの記事も要チェック ↓

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引っ越し荷物の仕分けをする4つの前準備

引っ越し荷物の仕分けに取り掛かる前に、あらかじめ以下の点を把握しておきましょう。

① 積み込める荷物の容量
② 郵送にかかる日数
③ 郵送時のNG品
④ 現地の家にある家具など

このポイントを押さえておくと、手荷物・航空便・船便になにを入れるべきかが分かり、仕分け作業がぐっと楽になります。

① 各荷物の容量を把握する

船便・航空便・手荷物、それぞれの荷物の容量を把握しましょう。

どの荷物も積み込める量に上限があります。飛行機や引っ越しのプランに大きく依存するので、自分のプランをご確認ください。

② 郵送にかかる日数を把握する

郵送にかかる日数を把握しておきましょう。荷物が届くまでの間、手元にある荷物だけで生活しなければならないためです。

日常生活に必要なものを船便に入れてしまうと、届くまでの間かなり不便な生活を送るハメになります。届くことが分かっていても待てずに購入してしまったということも。

国や地域によりますが、だいたい以下の表くらいが所要日数の目安になります。

航空便船便
アメリカ・カナダ2週間前後1~2ヵ月
ヨーロッパ2週間前後1~2ヵ月
アジア2週間前後1ヵ月前後

具体的な日数は引っ越し業者に確認するようにしてくださいね。

航空便の所要日数は2週間前後なので、渡航先の家が決まる前に到着してしまうことも。家が決まるまで引っ越し業者が預かってくれることもあるので、引っ越しする前に業者に聞いておくとスケジュールを組みやすいです◎

③ 海外引越で送れないものを把握する

海外に送る物品は、法律や条例による制限があります。以下の2つの規制を知っておかなければなりません。

  • 各国共通で送ってはいけないもの(禁制品)
  • 国別に送ってはいけないもの

各国共通で送ってはいけないもの

各国共通で送ってはいけないものとしては、以下のものが挙げられます。

禁制品具体例
輸出が禁止
されているもの
麻薬、向精神薬、大麻、覚せい剤など
児童ポルノ
知的財産侵害物
政治的扇動の意図がある文書
危険物ガスの入ったスプレー缶
ライター
マニキュア、除光液
リチウムイオン電池
殺虫剤など
薬品毒物
劇薬
麻薬など
一部の食品肉類(肉エキスを含む、カップラーメン、レトルトカレーなど)
野菜
乳製品(チーズ、ヨーグルトなど)
腐りやすいものなど
動植物種子

動物の皮・毛皮・角・骨・象牙などを材料とした加工品(ワシントン条約より)

肉エキスが入っている食べ物も禁制品に含まれます。カップラーメンなどが送れず、手荷物として持ち込んでも没収されることに。食品を海外に持ち込むなら、含まれているものをしっかりチェックする必要があります。

危険物は、①船便でも航空便でも送れないものと、②航空便では送れないけど船便で送れるものの2種類あります。以下の図を参考にしてください。

海外引越
引用元:日本通運

スプレー缶や殺虫剤、マニキュアは船便でも航空便でも持っていくことができません。日本国内で処分しましょう。

日常で使用頻度の高いリチウムイオン電池は、航空便では送れないため船便で運びます。ゲーム機や充電式掃除機といった充電する機器はほとんどリチウムイオン電池が入っているので、注意しておきましょう。

国別に送ってはいけないもの

各国共通でNGになるものの他に、国別でNGのものがあります。国によるので、引っ越し業者から説明を受けましょう。

アメリカやヨーロッパでは、アルコール類の持ち込みが禁止になっていることが多いです。

アルコール類…お酒、ウォッカ、ビール、料理酒、みりんなどがNG

アルコール類の持ち込みを禁止している国には、料理酒、みりんも引っ越し荷物として送ることができません。手荷物として持ち込む場合も容量・本数が規制されることがあるので、よくチェックしておきましょう。

また、航空便は化粧品系、コンタクトレンズ関連がNGです。これらは船便の到着まで待てないので、約2ヵ月分を手荷物で持っていくことになると思います。

④ 現地で住む家を確認する

現地で住む家が家具付き or 家具なしによって、日本から送る荷物が異なります。

現地に着いてから家探しをする方は多いと思うので正確に把握するのは難しいかもしれませんが、家具・家電などの有無をイメージしながら荷物の仕分けをしましょう。

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海外に持っていくもの・捨てるものを決める

4つの前準備が終わったら、海外に持っていくものと持っていかないもののイメージがつくようになっていると思います。

不用品は処分し、買い足すものがあれば購入しておきましょう。

不用品の処分

赴任先に持っていかないものは処分するか、倉庫に送ることになります。

捨ててしまう前に、まだ使えそうなものは買取業者に買い取ってもらうと◎ 引っ越しで出てくる不用品は種類も量も多いので、一括で買い取ってくれる買取業者がおすすめです。

>> 一括買取が可能なサイト:買取屋さんグループ

高く売れそうなものはメルカリで売りましょう。発送などの手間はかかりますが、値崩れしにくいゲームや家電、ブランドの服は高く買い取ってもらえて◎

メルカリをまだ使ったことが無い人は、紹介コード EARBPJ を使うと500ポイントもらえるので利用してください。

残念ながら売れなかったものは、ゴミとして処分します。リサイクル対象製品は粗大ゴミとして処分できないので、以下のリサイクルサービスが便利です。リサイクル券を購入して申請すれば、後は段ボールに不用品を全て詰めて、宅急便に引き取ってもらえます。

必要なものの買い出し

必要なものを買い足しましょう。ある程度買って送っておくと、生活のスタートアップが楽になります。

海外に持っていきたい持ち物は以下の記事にまとめたので参考にして下さい。

★海外渡航前に買っておきたい持ち物リストはこちら

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引っ越し荷物の仕分け

海外引越

以上の準備ができたら引っ越し荷物の仕分けをしましょう。

手荷物で持っていくもの

手荷物には、貴重品と毎日使う必需品を入れましょう。航空便が届くまでのホテル暮らしに必要なもの、航空便・船便に入れられないものも手荷物になります。

また、鍵・パスポート・免許証・紙幣・現金・クレジットカード・宝石類などの貴重品は引っ越し荷物として送れません。これらも手荷物になります。

  • 貴重品(鍵、パスポート、免許証、財布、紙幣、現金、クレジットカード、宝石類)
  • パソコン、スマートフォン
  • 仕事や移住に必要な書類一式
  • 電化製品の充電器
  • 変換プラグ
  • 料理酒、みりん
  • 化粧品一式、化粧落とし、ケア用品(硬水と気候の関係で人によってはボディクリームが必須になります)
  • 数日分の服、下着
  • シャンプー、トリートメント、ボディーソープ、洗顔
  • コンタクトレンズ、洗浄液
  • 洗濯洗剤(現地で購入しても良い)
  • タオル、ハンカチ
  • ドライヤー
  • 折り畳み傘
  • トイレットペーパー(なにかと便利)
  • コインランドリーで乾燥機を使わないならハンガーなど

航空便で送るもの

船便が届くまでの2ヵ月間は手荷物と航空便の荷物で暮らす必要があります。

自炊用品やふとん、2ヵ月間で必要な衣類を入れましょう。

  • 文房具(ペン、ハサミ、爪切りなど)
  • 海外電圧対応の家電製品
  • 自炊用品(ナベ、菜箸、箸、皿、弁当箱、タッパーなど)
  • 調味料一式
  • ティッシュ、トイレットペーパー類
  • 布団
  • タオル
  • 2カ月間で必要な衣類(国によっては思ったより暑い&寒い可能性があります。2ヵ月後を想定して詰め込みましょう)
  • 最低限の掃除用具

船便で送るもの

2ヵ月以上手元になくても困らないものを船便に入れましょう。

また、変圧器は重たいので船便に入れることになります。そのため、海外電圧対応以外の家電は全て船便になります。

  • 変圧器
  • 海外電圧対応以外の電化製品
  • バッテリーを内蔵しているため航空便で送れなかった電化製品
  • 買いだめした食品類
  • シーズンの違う衣類
  • 家具
  • 娯楽用品
  • 本など
  • 自転車

倉庫・実家に送るもの

海外生活では使わないものを送りましょう。

変圧器を通さないと使えないけど、ワット数が高すぎて持っていく変圧器に耐えられない電化製品も倉庫行きです。

また、ヨーロッパの窓は大きいのでカーテンはサイズが合わないことが多いです。家具付きの家ならだいたいカーテンがついていますし、倉庫に送っても良いかもしれません。

突っ張り棒も、家のサイズが大きいため突っ張る場所がありません。

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海外引越の荷造り方法

海外への引っ越し荷物は国内の引っ越しとは異なり、個人で段ボールに詰めることができません。引っ越し業者の方が物品を一つずつチェック&リストアップしながら段ボールに詰めていきます。

つまり、仕分けした荷物は箱詰めや袋詰めせずに場所で区切るなどで仕分けしましょう。

引っ越し業者が全ての荷物を箱詰め&リストアップした後、自分で一つ一つの物品の金額を記入していきます。大変な作業ですが、事故等で品物が紛失したときに下りる保険の金額になりますので正確に書きましょう。

新品の商品を入れる場合はできる限りラベルを取りました。課税対象にならないようにするためです。

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まとめ

以上、海外に引っ越しするときの仕分け方法のポイントでした。

ざっくりとまとめると、

手荷物:ホテル暮らしするのに必要なもの

航空便:船便が届くまでに必要なもの(2ヵ月分くらい)

船便:その他のもの

倉庫、実家:海外で使わないもの

引っ越し荷物の仕分けに失敗しても現地で購入すれば大体解決しますが、現地に着いてすぐはお店探しも大変です。できる限りの対策をして、スムーズに海外生活のスタートを切れると良いですね。

これから海外で生活する方が失敗しないよう、この記事が参考になれば幸いです。

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