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【スイス観光】ユングフラウ地方のおすすめハイキングコース!所要時間や注意点も

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スイスといえばアルプスの山。展望台から見渡したり、登山鉄道の車窓から眺めたりして、スイスの大自然を楽しむことができます。

ただ、個人的にはスイスの大自然を満喫するならハイキングが一番!と感じました。

ずっと続く山々の絶景、おいしい空気、うつくしい湖、牛のいる牧歌的な風景…日常から解放されて心が洗われました。

本記事ではユングフラウ地方の4つのハイキングコースを紹介します。

ユングフラウ地方のハイキングコース
  • フィルスト ⇔ バッハアルプゼーのハイキング
  • メンリッヒェン ⇒ クライネ・シャイデックのハイキング
  • アイガーグレッシャー ⇒ クライネ・シャイデックのハイキング
  • ユングフラウヨッホ内の氷河ハイキング

どれも実際に私が歩いたコースです。歩いてみた経験をふまえて、おすすめ度、ハードさ、どんな景色が見えるのかなどを詳しく解説します。

これからユングフラウ地方を観光する方は、どのハイキングコースを歩くか決めてみてくださいね。

ユングフラウ地方の有名ハイキングコース4選

ユングフラウ地方の有名なハイキングコースはこら。実際に歩いた経験から、個人的なおすすめ度と大変さ、所要時間を表にしました。

ハイキングコースおすすめ度大変さ所要時間
フィルスト ⇔
バッハアルプゼー
★★★★★★★★☆☆2時間
メンリッヒェン ⇒
クライネ・シャイデック
★★★★☆★☆☆☆☆1時間
アイガーグレッシャー ⇒
クライネ・シャイデック
★★★★★★★☆☆☆1時間
ユングフラウヨッホ内の
氷河ハイキング
★☆☆☆☆★★★★★2時間

氷河ハイキングは大変すぎるので正直おすすめできません。

その他の3つのハイキングコースはどれも景色がよく、ハイキングもしやすかったです。ひとつずつ解説するので参考にしてくださいね。

フィルスト ⇔ バッハアルプゼーのハイキング

フィルストからバッハアルプゼーという湖まで行き、同じ道を通ってフィルストまで戻るハイキングコースです。往復で2時間かかりました。

人気のハイキングコースのようで、たくさんの人がハイキングに来ていました。ハイキングコースは以下の写真のように整備されているところが多く、歩きやすかったです。

このハイキングコースでは、

  • 妊婦
  • 子どもをおんぶ紐で背負った親
  • 車いす
  • ベビーカー
  • サイクリスト

の姿もありました。

ただし、アップダウンが少しあるのと、距離が長く合計で2時間かかるので、普段歩き慣れていない人にはややキツいかもしれません。妊婦や子どもを背負った親なんかは正直タフすぎる!と感じました。

フィルストを出発してすぐのところに、崖に設置された遊歩道「クリフウォーク」があります。山を見る絶景ポイントかつ崖のそばを通ったりしてワクワクするので、ぜひ立ち寄ってみてください。

ただし、床が網状のため下が見えてしまいます。私は高所恐怖症なので、下を見ずに震えながら歩きました…。

クリフウォークを渡った後は、ハイキングスタートです!このハイキングコースではアイガー北壁やその他の山、グリンデルワルトの谷が見えます。ため息がでるほど美しいです。

高山植物が咲いていたり、パラグライダーしている様子も。

1時間弱歩くと、目的地のバッハアルプゼーに到着します。湖と山の景色がきれいです!

バッハアルプゼー周辺には牛がいたり、スイスの長い楽器「アルプホルン」を演奏している人もいました。

演奏を聴きながら、山と湖と牛なんかを見ながら、持ってきたパン食べながら休憩…最高すぎます。演奏を聴けたのは運が良かっただけかもしれませんが、演奏なしでも満足度の高いハイキングコースでした。

バッハアルプゼーで一息ついた後は、同じ道を通ってフィルストまで帰って終了です。

フィルスト ⇔ バッハアルプゼーのハイキング

・合計2時間&アップダウンありなので、体力が必要

・クリフウォークを楽しめる

・山、湖の景色がきれい

・湖周辺には牛や演奏も

メンリッヒェン ⇒ クライネ・シャイデックのハイキング

メンリッヒェンからクライネ・シャイデックまで歩くハイキングコースです。1時間で歩けます。

このハイキングコースはほぼ平坦です。道も整備されていてかなり歩きやすいのが特徴。

体力に自信がなかったり、小さいお子さんがいる場合は、このハイキングコースがおすすめです。

メンリッヒェンからクライネシャイデックに向かっていく方角には、アイガー・メンヒ・ユングフラウがあります。ハイキング中はこの山々に向かって歩くことになるので、ずっと絶景を眺めることに。

メンリッヒェンを出発してすぐのところには、牛もたくさんいました。牛が首につけているカウベルがカランコロン鳴り響いていて、牧歌的な雰囲気の中をハイキングしていくのが気持ちいいです。

クライネシャイデックに到着する直前には、エメラルドグリーンが美しい湖も。

この湖の近くにはレストランもあるので、ここで休憩しても良いかもしれませんね。スイス料理を提供している店で、スイスの郷土料理「レシュティ」もあるようです。

Google マップ
Google マップで地図を検索。乗換案内、路線図、ドライブルート、ストリートビューも。見やすい地図でお店やサービス、地域の情報を検索できます。世界地図も日本語で、旅のプランにも便利。

景色がよく、歩きやすいハイキングコースです。ただし、歩きやすいのと景色が単調なので、少し物足りなさも感じました。コーヒー飲みながら歩くくらいでも良いかもしれません。ちなみにゴミ箱はないので、駅まで持って歩きましょう。

メンリッヒェン発、クライネ・シャイデック発どちらも可能ですが、以下の理由からメンリッヒェン発がおすすめです。

  • メンリッヒェン発だと坂道が下りになる(ほぼ平坦だけどクライネ・シャイデック目前だけ坂道があります)
  • 絶景の山々を目の前にしながら歩き続けられる

まとめると以下の通り。

メンリッヒェン ⇒ クライネ・シャイデックのハイキング

・合計1時間&ほぼ平坦なので楽に歩ける

・メンリッヒェン→クライネ・シャイデックの方向に進むのがおすすめ

・山、湖の景色がきれい

・牛もいる

・楽すぎる&景色が変わらないのでやや飽きるかも

アイガーグレッチャー ⇒ クライネ・シャイデックのハイキング

アイガーグレッチャーからクライネ・シャイデックまで歩くハイキングコースです。こちらも1時間で歩けます。

このハイキングコースは坂道が多いです。アイガーグレッチャー発なら下りになります。急な坂も多いので、ハードなハイキングがしたい!という方以外はアイガーグレッチャー発にしましょう。

このハイキングコースで見える山はユングフラウ!アイガー・メンヒも見えますが、主に見えるのはユングフラウになります。真っ白の氷河がまぶしい…!

アイガーグレッチャー発にすると、山に背を向けて歩くことになるのがデメリット。でも、緑の山や湖の風景に向かって歩いていくのもいいですよ。

このハイキングコースでも牛や高山植物を楽しむことができます。時々電車が通るのもポイント!真っ赤な電車が山の風景によく映えていました。

ハイキングコースの途中には湖もあります。入っていい小さな湖もあり、足をつけている人たちがいました。

アイガーグレッチャー ⇒ クライネ・シャイデックのハイキング

・合計1時間

・急な坂道があるもののアイガーグレッチャー発なら下り

・山、湖の景色がきれい

・牛、電車も見られる

ユングフラウヨッホ内の氷河ハイキング

ユングフラウヨッホ内の観光に組み込まれている氷河ハイキング。合計2時間かかりました。以下の観光マップで右端に⑥と書かれているのがハイキングコースです。

ユングフラウヨッホ内の観光は①~⑬の順に進めばすべて楽しめるようになっているのですが、⑥の氷河ハイキングも組み込まれているのは正直ミスリードでは!?と感じます。

というのも、氷河のハイキングは雪山登山装備でないと無謀です。無謀でした。私は運動靴で行ってしまったのですが、

  • 道は雪ででこぼこ
  • 一歩ごとに滑る
  • 滑ってお尻を強打
  • 靴は雪でドロドロ
  • 坂道もある

滑らないように変に足の筋肉を使うことになり、とっても疲れました。

氷河ハイキングのゴールである小屋まで行ったものの、中に入ると雪山登山家たちがアイゼン(登山靴に着ける雪山用スパイク)を装着していて、「ガチの山小屋だ…」と思ってすぐに出ました。

おまけにしっかり雪焼けしてしまい、

  • 鼻先だけ真っ赤に日焼け
  • 目まで焼けてしばしばする

という状況に。帽子や日焼け止めといった日焼け対策や、サングラスが必要だと感じました。

ただ、360°氷河の風景は綺麗です!

クレバスを見たのも初めてで驚きました。道のすぐそばに、奥が見えないほどぱっくりと割れたクレバス。立ち入らないように立て看板で注意されていますが、恐怖を感じるほどでした。

登山靴やアイゼンを持っているなら行ってみましょう。日焼け対策も忘れずにしてくださいね。

運動靴の人は、氷河ハイキングの入り口のところで楽しみましょう。入り口にはジップラインやゴーカートのようなアクティビティがあります。入り口の場所からも十分きれいな氷河を見られますよ。

ユングフラウヨッホ内の氷河ハイキング

・合計2時間

・雪で滑る&坂道ありでハードすぎ

・運動靴は滑るので、行くならせめて登山靴で!

ハイキングするときの装備

氷河ハイキング以外は、どのハイキングコースも整備されていて歩きやすいです。ほぼ一本道ですし、電波も通じるので、Google Mapsを確認しながら進めば道に迷うことはなさそうだと感じました。

ただし、日陰がない炎天下を歩き続けるので対策が必要です。

  • 帽子
  • 日焼け止め
  • 飲料水、軽食

は用意しておきましょう。私は朝に日焼け止めを塗ったものの塗り直しをしなかったので、見事に鼻の頭だけ真っ赤に日焼けしました。標高が高いこともあって涼しいので油断しましたが、紫外線は強いです…。

鼻先までちゃんと隠れる帽子がおすすめです。風が吹くこともあるので、ヒモつきだとより便利だと感じました。

つばの広い帽子を持っていなくても、何かしらの帽子は持っていくようにしましょう。体感温度が全然違います。

できるなら、日焼け止めは2時間おきくらいに塗り直すのがベストです。ただ、鏡を見ながら日焼け止めを塗る時間を確保できないことも。鉄道やロープウェーの中でサッと塗り直しができるスプレータイプを持っておくと便利です。

この日焼け止めは75 mLなので、国際線でも機内持ち込みできます。ただし機内に持ち込むときは、スプレーのキャップが付いていること、ジッパー付きの透明のプラスチック袋にいれること(袋のサイズは縦横の合計が40cm以下、容量1L以下)のルールを守ってくださいね。

今回紹介したハイキングコース(氷河ハイキング以外)は、運動靴でも問題なく歩けると感じました。

ただし、体力に自信がない方、氷河ハイキングをしたい方は、登山靴、アイゼン、トレッキングポールを持っていくと◎

登山靴は底がしっかりしているので、ガタガタの地面を歩いても体力の消耗が少ないです。

ユングフラウヨッホの氷河ハイキング程度なら、登山靴があればアイゼンまではいらないかも?と感じます。ただ、持っていけるならあった方が滑らずに安心ですし、歩きやすいです。

また、トレッキングポールを使うと、足だけでなく手の力も使えるので楽になります。

まとめ:ユングフラウ地方の観光はハイキングを!

以上、ユングフラウ地方のハイキングコースを紹介しました。

  • フィルスト ⇔ バッハアルプゼーのハイキング:合計2時間&アップダウンありで体力が必要、クリフウォークあり、山・湖・牛が見られる
  • メンリッヒェン ⇒ クライネ・シャイデックのハイキング:合計1時間、平坦で歩きやすい、山・湖・牛が見られる、楽すぎ&景色が変わらないので飽きるかも?
  • アイガーグレッチャー ⇒ クライネ・シャイデックのハイキング:合計1時間、急な下り坂、山・湖・牛・電車が見られる
  • 氷河ハイキング:合計2時間、かなりハード、運動靴で行くのはやめるべき、行くならせめて登山靴を!

どれを選んでも絶景を見ることができます。ぜひ、アルプスの山々をハイキングで堪能してください!

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