ローマの有名な観光スポットであるフォロ・ロマーノ。
古代ローマ時代の遺跡がたくさんあります。巨大な遺跡のすぐそばを歩くことができ、約2000年も前の街を歩いているような不思議な気持ちになりました。
現在はコロッセオとフォロ・ロマーノは共通チケットになっているので、ローマ観光に行くほとんどの人がフォロ・ロマーノにも立ち寄ると思います。ただし、中は非常に広いのであらかじめ目標を決めておかないと迷ってしまうことも。
本記事には観光する前に知っておきたい以下の情報をまとめました。
- フォロ・ロマーノってどんな観光スポット?
- チケット情報:買い方、予約、ローマパスの使い方
- おすすめの散策ルート&見どころポイント
- 観光するときの注意点
観光前にしっかり読んで準備してくださいね。
フォロ・ロマーノの基本情報
フォロ・ロマーノは、紀元前6世紀から紀元3世紀まで古代ローマ帝国の政治・経済の中心地だった場所です。数多くの神殿や凱旋門が遺跡として残っていて、すぐそばまで歩いて立ち寄れるようになっています。
世界文化遺産の「ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂」の一つとして登録されているとのこと。
営業時間 1/2~2/28 9:00-16:30
. 3/1~3/26 9:00-17:30
. 3/27~8/31 9:00-19:15
. 9/1~9/30 9:00-19:00
. 10/1~10/30 9:00-18:30
. 10/31~12/31 9:00-16:30
. ※入場は閉館時間の1時間前まで
公式HP
チケットはフォロ・ロマーノ&コロッセオで共通
チケットはコロッセオ、フォロ・ロマーノ、パラティーノの丘すべて共通チケットになっています。(2022年4月現在)
現在は現地購入できず、オンラインで事前に時間予約&チケット購入していないと入場できません!行くことになったらすぐに予約しましょう。直前だと行きたい時間帯が埋まってしまうこともあります。
ローマパスを使うこともできますが、その場合でも入場時間帯の予約は必要です。
ローマパスを持っている場合、
- ローマパスの無料入場分を使用
- ローマパス所持による割引
どちらの使い方もできます。
予約した時間はコロッセオに入場するときの時間で、フォロ・ロマーノには入場時間の予約はありません。コロッセオの入場予約をした日であれば、フォロ・ロマーノはいつでも入場できます。
フォロ・ロマーノ内の地図
一度入場すると、フォロ・ロマーノとパラティーノの丘どちらにもアクセスできます。
ざっくりと場所を説明すると、以下の写真の赤色部分がフォロ・ロマーノ、水色部分がパラティーノの丘です。緑の×印で示した場所からは、フォロ・ロマーノを上から見渡すことができておすすめです。
ちなみに、敷地内はとっても広いです。地図の右端にあるコロッセオが東京ドームと同じくらいの大きさなので、フォロ・ロマーノとパラティーノの丘がどれほど大きいか感じてもらえるかと思います。
Google Mapsの地図上にも同じ赤・緑・水色でピンを立てておいたので参考にしてください。Google Mapsで現在地を確認しながら移動すると分かりやすいです。
おすすめの散策ルート&見どころ
フォロ・ロマーノもパラティーノの丘もたくさんの遺跡があります。
個人的には、
パラティーノの丘…レンガでできた遺跡が多く、ラピュタの世界にいるような気分。
と感じました。遺跡の雰囲気が違うので、どちらも訪れてみてほしいと思います。
ただし、
- フォロ・ロマーノもパラティーノの丘も広すぎる
- 日陰がない&イタリアの夏は暑いので、5月~9月に行くなら1時間が限界かも
- 足場が悪いので疲れてしまう
と、かなり体力のいる観光スポットです。私は4月中旬の暑すぎない時期に訪れて、パラティーノの丘とフォロ・ロマーノどちらも観光して2時間かかりました。
おすすめするなら、
フォロ・ロマーノを散策する(★★★★★)
パラティーノの丘からフォロ・ロマーノを見渡す(★★★★☆)
パラティーノの丘を散策する(★★★☆☆)
体力と相談して決めてくださいね。
フォロ・ロマーノ
たくさんの古代ローマ時代の遺跡を見られるフォロ・ロマーノ。
右を見ても左を見ても遺跡があるので、まるでローマ時代の街中を歩いているような気分になりました。
2000年前にこれほど巨大で頑丈な建築物がたくさんあったとは驚きです。日本だったら弥生時代で高床式倉庫を作っていたような時代ですよ。
パラティーノの丘からフォロ・ロマーノを見渡す
個人的にはパラティーノの丘からフォロ・ロマーノを見渡すのがおすすめです!
歩いている人と比べると、その巨大さが伝わってきます。フォロ・ロマーノを全体的に見渡せますし、ただただ圧巻…ここから見て良かった…!と感じました。
ただし「丘」というだけあって、フォロ・ロマーノからパラティーノの丘に行くには坂を上ります。体力がいるので要注意です。
パラティーノの丘
パラティーノの丘には、フォロ・ロマーノとは違った雰囲気の遺跡がたくさん転がっています。
レンガ造りの遺跡がたくさんあり、周りには草木が生い茂っていました。ラピュタの世界に来たような感覚…うわぁ素敵…!
4月中旬に行ったときにはお花も咲いていました。
春や秋といった快適な時期なら、ゆっくり散策すると良いでしょう。パラティーノの丘はとにかく広すぎる&道が複雑で迷いやすい&日陰が全くないので、夏だとげっそりするかもしれません。
フォロ・ロマーノ観光の注意点
夏は暑すぎるので注意
イタリアの夏は非常に暑いです。太陽がジリジリと照り付けます。
暑さ対策として、
- 帽子
- 飲み物
- (サングラス)
- (日焼け止め)
を持っていきましょう。観光地なので日傘は嫌がられるかもしれません。帽子がおすすめです。
フォロ・ロマーノ周辺では、凍らせたペットボトルを売っている人もいました。路上販売は割高になると思うので気を付けてくださいね。あらかじめスーパー等で飲み物を入手しておくとお得です。
フォロ・ロマーノ内には売店はありませんが、水飲み場があります。ただし夏場は並ぶとのこと。水飲み場を探して歩き回るのも疲れますし、基本的には持参することをおすすめします。
フォロ・ロマーノ内にある水飲み場マップは以下の通り。探す場合は参考にしてください。
歩きやすい靴で行こう
フォロ・ロマーノは地面がガタガタになっているところが多かったです。坂や階段もあります。クッション性のある歩きやすい靴で行きましょう。
そもそもヨーロッパの街は石畳でガタガタしていることが多いので、ヨーロッパ観光をするなら底がしっかりした歩きやすい靴がおすすめです。
ネットには古い情報も
個人手配でローマ観光をするにあたりネットで情報収集しましたが、古い情報だとシステムが変わっていて逆に混乱することがありました。
特に、
- チケットの購入方法
- フォロ・ロマーノの出入り口が変更・閉鎖されていることも
この2点が以前と変わっていると感じました。コロナの影響かもしれませんね。
古い情報を過信せず、チケットサイトや現地の看板を参考にしましょう。
まとめ:見ごたえたっぷりのローマ遺跡!ただし体力勝負
フォロ・ロマーノ観光のポイントと注意点をお伝えしました。まとめると、
- チケットはコロッセオ、フォロ・ロマーノ、パラティーノの丘の共通チケット
- 現在は事前予約必須
- かなり広くて歩く
- 夏に行くなら暑さ対策が必要
ヨーロッパ旅行は夏がベストシーズンなので、GWや夏休みに行く人が多いのかなと思います。夏場は体力勝負になるのでしっかり対策してから訪れてくださいね。
行って良かった!という思い出になるような旅の手助けになれば幸いです。
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