レビュー

【言語交換アプリTandem】無料でネイティブと英会話できる優良ツール

Tandemイメージ図レビュー

英会話教室やオンライン英会話はお金がかかりますよね。

できるだけコストを抑えて勉強したいところです。

そんな方におすすめしたいのが、「Tandem」というツール。語学交換ができるツールで、無料でネイティブスピーカーと英会話もすることもできます!

本記事には、Tandemを実際に利用した感想をもとに、おすすめの使い方や注意点をまとめました。

Tandemをうまく利用して、英語力を上達させましょう。

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Tandemとは?

Tandem

Tandemは言語交換ツールです。

Tandem

言語交換とは、言語を学習している人同士がお互いの母国語を教えあうこと。

Tandemには、英語が話せて日本語を勉強したいと思っているメンバーがいるので、メッセージを送って語学交換のパートナーになりましょう。メッセージのやりとりができる他、音声通話やビデオ通話でお互いの言語を教えあうことが可能です。

また、言語交換なので英語以外の言語を学習することもできます。

基本的に無料ですが、Tandem-proというサブスクリプションを契約すると以下の機能が追加されます。

・都市を指定してメンバーを検索できる
・メッセージ翻訳ツールが無制限で使用可能
・広告なし
・自分のプロフィールがトップに表示される
・自分のプロフィールを見た人のリストを見ることができる

無料会員でもパートナー探しに困ることはなかったので、サブスクリプション登録する必要はないと個人的には感じました。

無料会員でできること

無料会員でも十分な機能が使えます。

無料会員が使える代表的な機能
・Tandem上のチャットボックスでメッセージ交換ができる
・Tandem上で音声通話、ビデオ通話ができる
・検索条件にフィルターをかけられる(相手の英語レベル、住んでいる国、年齢など)

Tandemのチャットボックスでは写真を送ることができますし、メッセージに対して添削する機能もあります。

検索条件は、以下のようにフィルターをかけることも可能です。

Tandemフィルター機能

これらの機能を使って、十分満足に言語交換ができました。

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実際に利用して感じたTandemの魅力

Tandem

無料で英会話もメッセージもできる!

言語交換なので日本語を教える必要がありますが、無料で英語を使う機会が得られるのは嬉しいです。メッセージ、音声通話、ビデオ通話、どれも無料でできます。

安いと言われるオンライン英会話でも、毎日25分レッスンで約6000円/月。ネイティブコースなら約16000円/月。

これがTandemならどれだけやっても無料なのです。

もちろんTandemのパートナーはプロの教師ではありませんし、教材もありません。でも、英語に触れる機会を増やすなら、非常に良い選択肢の一つだと思います。

メンバーが多いので相手に困らない

Tandemは登録人数が多いです。Tandem曰く、会員数は1000万人以上とのこと。

言語交換相手がいなくて困ったことはありません。

無料会員でも、プロフィールの内容をしっかり書いておけば、色んな国の英語が話せる人からメッセージが飛んできます。

全世界の人とやりとりができる

色んな国の人が登録しているので、様々な国や地域の人とやりとりすることができます。世界中の人と無料でつながることができるなんて、良い時代になりましたね。

・色んな国の人と友達感覚で交流できる
・文化や価値観の違いをリアルに感じられる
・海外にどのように日本文化が広がっているかを知れて面白い

例えば、ヨーロッパの人は大学進学や転職で、母国語の違う国に簡単に移住するということ。高校の授業で英語以外の外国語を学ぶ授業があるということ。海外にはギャップイヤーという制度があって、高校卒業から大学入学までの間に様々な経験を積める期間が設けてあること。

日本では高校を卒業して大学、新卒で入社した会社で定年まで働く人が大半ですが、海外はそうではないということを実感します。

自分とは違った価値観や生き方をしている人と話せるのは刺激を受けますね。

日本語を教えるのも意外な発見があって面白い

語学交換なのでこちらも日本語を教える必要があるのですが、日本語に対する新しい発見もあって面白いと感じました。

例えば、Tandemのパートナーに聞かれたのは、

・第一次世界大戦の「次」って何?第一回とか一度目とも言うよね?何が違うの?
・「タクシーが行っちゃった」っていう表現をみたよ。「行く」っていうのは人が主語じゃないの?タクシーは「動く」じゃないの?

言われてみると、たしかになんでだろう…?と思うことがよくあります。タクシーは自立して動くからだと予想しましたが、第一次の「次」については考えても検索しても分かりませんでした。

あらためて考えると日本語は難しく、面白いですね。

言語を学ぶときの姿勢に気づかされた

実際に言語交換をして「言語を学ぶ姿勢」を学びました。

私の体験談ですが、パートナーの日本語と、私の英語はおそらく同じくらいのレベルでした。にも関わらず、日本語で話すときの方が圧倒的に話が盛り上がるんですよね。

なんでだろう?と考えたとき、

英語で話すとき、よく理解できなかった内容を聞き返さずに、愛想笑いで流してしまっている

ということに気づきました。

英語の会議では「分からなかったら分かるまで聞き返すこと」「あいまいなまま頷かないこと」というノウハウを聞いていて、しっかりと理解しているつもりでした。実際に英語での仕事や役所手続きでは実践していて、分かる状態にしてから次に進むようにしていました。

でも、日常会話でも同じということに、このとき初めて気づいたのです。

分からなかったと伝えるようにした結果、別の言葉で言い換えてくれたり、分からない単語を深堀して教えたりしてくれるようになりました。

会話のテンポは落ちましたが、ずっと楽しく会話できています。

英語ができる人に教えてもらうだけでなく自分が人に言語を教えることで、「言語を学ぶ姿勢」に気づくことができたのは大きな一歩でした。

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Tandemの注意点は?

Tandem

無料だからこそ、効果的に使うにはいくつか注意点があると感じています。実際に使って感じた注意点を挙げるので、これからTandemを使い始める方は参考にしてください。

最低限の英語力がないと英会話は難しい

最低限の英語力がないと、英会話をするのは難しいです。

Tandemはテキストを使って学習するわけではなく、基本的には日常会話を楽しみながら言語を使う機会を増やすといった学習スタイルになります。

ある程度の英語力がないと、日常会話で楽しくお話しすることが難しいんですよね。気づけば終始日本語だけで会話して終わってしまった…となりがちです。

対策としては、

・メッセージのみのやりとりにする
・先にオンライン英会話で英会話力を鍛える

メッセージであれば、Google翻訳やネット検索の助けを借りながらやりとりすることができます。

検索して理解してアウトプットするという過程は、英語力アップの訓練としても◎です。メッセージだけでもどんどんやってみましょう。

教えてくれる人はプロではない

Tandemのパートナーは英語を教えるプロではありません。たとえネイティブであったとしても、英語をうまく教えられるわけではないのです。

日本語を母国語とする日本人であっても、日本語の細かい使い分けを教えるのは難しいですよね。

例えば、「私は嘘をついたに過ぎなかったのだが、彼は本気にした。」という文章について、「ーしたに過ぎない」は英語だとどう表現するの?どんな時制で使えるの?と尋ねられました。

どのように使うのか例を挙げることはできますが、なぜそうなるのかを正確に説明することは難しいです。しかも英語で説明しなければなりません。

日本語は特にニュアンスという要素が大きいので難しいですが、英語であっても教えるプロでなければ正確に説明することは難しいと思います。

また、発音や文法の間違いを細かく修正してくれることも少ないです。

あくまでも、

・英語に触れる機会を無料で確保する
・外国人とのコミュニケーションを楽しむ

ためのツールだと感じています。

英語力を伸ばしたいのであれば、英語教材を使って勉強したり、オンライン英会話を利用しましょう。

時々詐欺っぽい人が紛れ込んでいる

時々、語学目的ではない詐欺のような人が紛れ込んでいることがあるので注意してください。

例えば、LINEやWhatsAppの連絡先を教えてほしい、と言われることがあります。Tandemの管理下では詐欺の話に持っていけないので、Tandem以外のツールで連絡を取り合いたいのでしょう。

Tandem上のメッセージや通話機能で十分なので、LINEやWhatsAppなどといった個人の連絡先を教える必要はありません。

詐欺や危ないことに巻き込まれないようにする対策としては、

・Tandemの機能で十分なので個人の連絡先を教えないようにする
・実際に対面で会うときは人気の多い場所&昼間の時間帯
・少しでも怪しいと思ったら周囲の人に相談する
・相手のプロフィールをよくチェックする

プロフィールに関しては、私は相手の学びたい言語の欄をチェックしていました。

Tandem

多すぎる人は詐欺かも、と感じます。

日本語は漢字、ひらがな、カタカナがある特殊な言語です。たくさんある学びたい言語のうちの一つとして挙げるようなものではないと個人的には思います。

どれほど仲良くなっても、ネット上で知り合ったということを頭の片隅において、おかしいと思ったときは疑うようにしてください。

詐欺の事例をあらかじめ知っておくことでも予防効果はあります。投資詐欺、ロマンス詐欺などの有名な詐欺の手口は、ネットでの出会いに限らず知っておいて損はないですよ。

怖がらせるようなことを書きましたが、実際こういった詐欺の人にはほとんど当たったことがありません。

また、詐欺師はカモを落とすためにマメにメッセージを送ってきてくれますし、英語でのやりとりだけで日本語を教える必要がないので、勉強相手としては優秀です。詐欺師も勉強ツールとして使ってやろうくらいの気持ちで良いかもしれません。

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おすすめの使い方

Tandem

プロフィールをしっかり書こう

プロフィールはしっかり書くようにしましょう。

基本的にTandemは日常生活や趣味について会話することになるので、感覚の合う人との方が会話が弾みます。趣味・関心の欄に、たくさん趣味や話したいことを書いておきましょう。

特に、日本語を勉強したい人は日本の漫画やゲームが好きな人が多いので、もし好きなのであれば書いておくことをおすすめします。

おすすめのパートナーの選び方

言語交換は、良いパートナーを見つけられるかどうかが重要な要素です。

実際にTandemを使った感覚としては、

・Tandem-proのサブスクリプションに登録している人
・評価コメントが書かれている人
・学びたい言語が日本語のみか、3か国語以内の人

こういった人は、しっかりと語学目的でTandemを使っていて、あまり外れがないという印象でした。

評価コメントは、特定の人と何度もメッセージをやりとりしないと書き込めない仕様になっています。積極的にTandemを利用していると分かりますね。ただ、評価コメントがなくても良い人はたくさんいるので、あくまで判断材料の一つとして考えてください。

学びたい言語が多すぎる人は、日本語に関心が強いわけではないのでメッセージが続かないことが多いと感じました。また、誰でもいいから連絡を取り合いたい詐欺師かもしれないとも感じるので、強く惹かれるものがなければ避けるようにしています。

学習の進め方

言語交換での学習を上手に進めるには、両方の言語学習をバランスよく行うことだと思います。

一方の言語学習のみにならないよう気を付けましょう。どうしても偏ってしまうようなら、時間を区切って取り組むのも◎

いずれにしよ、パートナーと相談しながら進めていきましょう。

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まとめ

以上、実際にTandemを利用した経験を本記事にまとめました。

無料で英語を使う機会ができ、海外の人とコミュニケーションが取れる優良ツールだと感じています。

Tandemが気になった方は、ぜひ始めてみましょう。

Tandem

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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イカタビ

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